いや、同じフロアといっても、
ワンフロア100名程のホワイトカラーの大所帯だ。
 
入社して二ヶ月のぺーぺーには、
シマが違うだけで分からない人もいるし、
ましてや部署が違えば、仕事で関わる人以外は、
ほとんど顔見知りでもない。
 
入社して半年程たった頃に、やっと、
フロアで会う人会う人に対して、「この人初めて見る顔だな・・」
と思うことがなくなったが。
 
☆の第一印象は、
プライドが高そうで、仕事をバリバリやりそう。。
 
いきなり話し掛けたら、
なんだこいつ?って思われそう。
 
そう男性に思わせるオーラを体全体から発していた。
・・ように思う。
まぁ、そのイメージはすぐに払拭されるが。
 
かわいい系が好みのタイプだった当時の俺は、
完全にきれい系の☆には惹かれないはずなのだが、
なぜか、気になる存在になっていた。
 
そんなある日、会社で毎年実施される全社員対象の健康診断で、
会場となっているクリニックに行った時のこと。
 
ムシ暑いし、朝から飯食べちゃだめだし、タバコもだめだし、
やっと目的地について、受付をしようと、寂びれた受付机を見ると、
 
・・・・☆だ。。
 
そこには、受付員として一生懸命に働いている☆がいた。
 
その姿を見て忘れていたドキドキ感を感じると同時に、
フライング気味なのだが、仲良くなった後のことを思い、
本当に相手を信じることができるのか、と不安に思う自分がいた。
 
中学生みたいな初心な思いが恥ずかしいが、
とにかく、話してみたいと思った。
そういう思いが日に日に強くなっていったある日、
俺にチャンスが訪れた。
 
 
何気ない昼下がりのウィークデイ。
外していた席に戻り、ふと、机を見ると、
一枚の伝言メモが。
 
なんてことないありきたりな、
俺宛の電話を受けてくれて、折り返しお願いします。
という伝言。ありがとうございます。
 
相手は・・・・、
 
☆だ。。^^
 
このチャンス、とりに行くぞ、
ファーストギアに、チェンジ。
 
急いで、仕事を済ませ、
早速、ありがとうございましたメールを送信。
あくまで業務メールで堅苦しく。
 
でも、、、よくがんばった。
と今でも思う。
たまたま良い方向になったから言えるのかもしれないけど、
臆病になってても、何もいいことはないね。
 
あのメールの送信ボタンを押すタイミングは、
何か忘れていたものを思い出したような、嬉しい気持ちもあったな。
 
その一通のメールは、
一生忘れられない、思い出深いメールとなった。
 
ソイヤ