団子調査の準備が一瞬で終了…犯人はまさかのジジツー和尚!? | 猫ポスト

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猫とコーギーたちが暮らす「ニャン寺」
笑える日常から歴史・科学・ことわざまで、動物たちと楽しく学ぶ物語ブログです。

実在する動物たちの個性をもとに、笑ったり、学んだり、ときにはほっこりする物語をお届けしています
初めての方もコメント大歓迎です♪



朝の本堂。


ジャンジャン和尚は、ウキウキで旅行かばんを広げていた。


寝袋。

予備の袈裟。

地図。

そして、団子がぎっしり入った大きな箱。


ジャンジャン和尚

「これで準備は完璧であります!」


そこへ、ぽん太が小さな肩掛けバッグを持ってやって来た。



ぽん太

「ずいぶん気合い入ってるな。」


ジャンジャン和尚

「団子調査でありますからな!」


ぽん太

「そういえば昨日の夜、この本堂でちょっと怖いことがあった。」


ジャンジャン和尚

「聞かないであります。」



ぽん太

「本当にあった話。」


ジャンジャン和尚

「なおさら聞かないであります。」


ぽん太

「夜、一人で作業してたら、本堂の奥から――」


ガサッ。

モグッ。

ガサッ。



ジャンジャン和尚

「……何か、食べている音でありますな。」


ぽん太

「そう。最初はネズミかと思った。」


モグモグ。

カサカサ。


ぽん太

「でも、音はどんどん大きくなっていった。」


ジャンジャン和尚

「大きなネズミでありますな……。」


ぽん太

「そして、暗い隅に黒い影が見えた。」


ジャンジャン和尚

「もう駄目であります! 団子調査を昼出発に変更であります!」


ぽん太

「影は、こっちを見た。」



ジャンジャン和尚

「見ないでありますぅぅぅ!」


ぽん太

「目が合った瞬間、影は逃げた。」


ジャンジャン和尚

「何だったでありますか……?」


ぽん太

「ジジツー。」



ジャンジャン和尚

「ジジツー和尚?」


ぽん太

「両手に何かを抱えて、廊下の奥へ走っていった。」


ジャンジャン和尚

「何を抱えていたでありますか?」


ぽん太は、旅行かばんの横にある団子箱を指さした。



ぽん太

「たぶん、これと同じ箱。」


ジャンジャン和尚

「……。」


ぽん太

「昨日の夜、団子の箱を本堂に置きっぱなしにしてたろ。」


ジャンジャン和尚は、ゆっくり団子箱を開けた。


中には――

一枚の紙だけ。



『団子調査の安全を確認するため、先に調べたにゃ』

――ジジツー


ジャンジャン和尚

「調査対象が、全部いないであります……。」


ぽん太

「怖いだろ?」


ジャンジャン和尚

「拙僧の旅行の楽しみまで食べるなでありますぅぅぅ!!」


障子の向こうから、ジジツー和尚の声。


ジジツー和尚

「安心してにゃ。おいしかったにゃ。」



ジャンジャン和尚

「感想が一番、心をへし折るであります!!」




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