―――本堂。
線香、ゆらり。静寂。
トラ住職
「本日は——“招き猫”について学ぶ」
ジャンジャン和尚
「招き……猫……。ご飯を呼ぶ猫でありますな!!!」
メルタン住職
「違います」
コーン……
👉木魚の音
👉空気、変わる
スゥ……
👉現れる影
井伊直孝の霊。
ジャンジャン和尚
👉前のめり
「歴史であります!!!」
メルタン住職
「落ち着いてください」
井伊直孝
「ある雨の日——猫が手招きした」
ジャンジャン和尚
「ご飯でありますか?」
メルタン住職
「違います」
井伊直孝
「その猫に導かれ、寺に入った瞬間——」
ドーン!!!⚡
👉雷、直撃
「命を救われた」
ジャンジャン和尚
👉フリーズ
👉理解
「……命救われたであります」
メルタン住職
「それが“福を招く猫”——招き猫の由縁ですね。」
ジャンジャン和尚
👉目キラキラ
「すごいであります……!!」
👉間
👉真顔
「団子も呼べますか?」
トラ住職
👉静かに
「呼べぬ」
井伊直孝
👉ジャンジャン和尚を見つめて微笑む
「そなたは‥すでに“欲”に招かれておるな」
ジャンジャン和尚
👉ハッ
👉財布チラッ(小銭少)
「もう来てるであります!!!!未来が!!!!」
メルタン住職
「ただの出費です」
コーン……
👉霊、消える
トラ住職
「学びとは——過去にあり」
間。
「だが——団子は自分で買え」
ジャンジャン和尚
👉財布ガン見
👉震え
「それが一番厳しい現実であります……」
境内
子猫、手招き
ジャンジャン和尚
👉ビクッ
👉目キラッ
「呼ばれているであります!!!!」
👉ダッシュ💨
メルタン住職
「それ、ただの猫です」
完
豪徳寺は井伊家の菩提寺であり、直孝以降、歴代藩主の墓所となっています。
この伝説は非常に有名で、滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」が兜を被った白猫なのも、この井伊直孝を救った猫の伝承がモチーフになっているからです。
命を救った「福を招く猫」の物語は、今も豪徳寺に並ぶ無数の招き猫として語り継がれています。
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