宮城まり子・80歳のメッセージ | 【色のね表現セラピー】ようこそ、色とつきあう毎日へ

2007年の新・日曜日美術館での特集。

『誕生!ねむの木子ども美術館」~宮城まり子 80歳のメッセージ』での言葉。


宮城まり子とは、

国内最初の肢体不自由児療護施設「ねむの木学園」を設立し、現在は80歳を越し

随分体も悪くされているが、現在も学園長を務めている。


【色のね表現セラピー】ようこそ、色とつきあう毎日へ



ある時、ねむの木の子どもが絵を描きながら、こう聞く。


『アカちゃんもアオちゃんも“色”ってつかないのに、どうしてキイロちゃんだけ“色”ってつくの?』


黄・色 キイロ・・・たしかに。・・・・なんでや?

Ummmmm。なんで?って、んな事言われても・・・私がこれを聞かれたらやばい。


しかし、ただの人じゃない宮城まり子は違う。こう返す。


『“黄”ちゃんは寂しいから“色”ちゃんと一緒にいるのよ。

だからあなたも、黄の中にあなたの好きな色を混ぜなさい。



そうしてあなただけの“キイロ”をつくってあげなさい』



【色のね表現セラピー】ようこそ、色とつきあう毎日へ


答えになってるのやら、なっていないのやら、わからんが、

この言葉を聞いた時、あまりの衝撃で涙がぽたぽたと、あふれ出てしまった。


子ども、ハンディキャップのある子どもの質問に対して、

こんなに手加減しない真っすぐな答えを投げ返せることがすごい。


ハンデキャップが何だと、子どもが何だと言うわけじゃない。


ただ、すべて取っ払って、一対一の『人』として対等に、感性で向かい合えることは

なかなか出来るものではないと思う。


だからなんだろうな。


ねむの木学園の子ども達の絵は、ものすごく鮮やかでものすごくイキイキと

ものすごいエネルギーを放っている。


愛しているんだろうな、心から、みんなを。


そして子ども達からとても愛されてるんだろうな。


だから私はこの言葉をずっと大切にしている。

私も『黄ちゃんのために、あなたのキイロを作りなさい』と大真剣に言える

そんな人になりたいな。


大真剣ってのが最大のポイント。



【色のね表現セラピー】ようこそ、色とつきあう毎日へ


やさしくね やさしくね やさしいことは つよいのよ


ねむの木学園と名前をつけた。

とにかく、手足にハンディキャップを持ち、精神におくれを持ち、

家で、家族がめんどうをみることの出来ない子が、小学校、中学校に通うことが

免除される就学猶予という法のもとに学校に行かなくてもいいことを知り、

私は、自分の幼い頃からなにかを学びたいという心と、小・中学は義務教育では

ないの、その義務を放棄してしまうなんて、許せない、そんな思いつめた心から

又、自分が、自立できていることの申しわけなさみたいななにか、許せない心で

日本にまだ法律もなかった障害を持つ子のお家をつくってしまった。


(中略)

こども達、次から次から入園してくる小さいこも私一人で、ワァーとさけぶような

絵をかき出します。無限のこども達そして才能、いいですね。

あなたの本箱に、ずっとおいて下さい。まり子の命と願いとありったけ愛が入ってます。


「ねむの木子ども美術館」(1995年刊)より


☆ねむの木学園HPより抜粋




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ねむの木こども美術館『どんぐり』

この白い壁に描かれているお花の絵も、みんなで一生懸命描いてたよ。きれい。



☆ねむの木こども美術館『どんぐり』

☆ねむの木学園

                                           表現家 明日香