今年もピアノの調律をしてもらいました。






調律師さんから

「そろそろ調律して一年経ちますよー」

と、電話をいただき

お願いしました。



そう。

毎年同じ話ですが…


「ピアノ、弾いてないです」

と、懺悔のように告白する私。



うなづく調律師さん。



彼女にはお見通しなのです。

弾いているか

弾いていないか


初めてそれを聞いた時には

驚きました。


ピアノの状態を観れば

弾いているか

弾いていないか

すぐわかるということ。



さすが、プロ…というか

恐るべし調律師さん。



音を立てないように

別の部屋にいますが

そろそろ終わるかな?

…と、言う時間を見計らって

台所で待機。



お湯を沸かして

コーヒーを淹れるから。



ピアノの音。


身体の芯に響きます。



高校生の頃、

将来について悩み

自分が何に向いているのかわからず


5歳から10年間ピアノを習っていたので

ピアニストは無理でも

調律師ならなれるだろうか…

と、音楽の先生に相談に行きました。



その頃は、ネットなどなくて

「それだけピアノをやっていたのなら、

絶対音感はあるだろうから

調律師を目指すのはいいだろう」

と、調律師の勉強ができる

専門学校を教えてくれました。



でも、結局、決断ができなくて

あきらめたんだ…と、いう話をしたら

調律師になるまでの話をしてくれました。



自分は2年の専門学校に入ったけれど

入学した時は200人いた

同級生が卒業時には

100人だったという話。



音感は確かに必要だけれど

同時に手先の器用さが必要。



なぜかと言うと、

ピアノの修理をすることもあるから。



そして、サービス業でもあるので

接客というか、人ととの関わりがきちんとできることも必要。


そうでないと、仕事を貰い続けることができないから。


などなど、知らない話もたくさんしてくれました。



驚いたのは、

30年以上調律師をやっているけれど

今でも調律師をやっているのは

同級生では私ともう1人だけ…とのこと。



意外と向き不向きがはっきりしているんですよね

…と、笑っていました。



学校を卒業して会社に入社しても

そこがゼロからのスタートで

独り立ちするまで早くて半年。


10人いたら9人がやめて

やめた子たちで調律師として

他の会社で働いている子は

1人もいないとのこと。


せっかく、学校で技術を学んでも

職業となるとまた別物のようですね。


若いうちならやめてもまだ他の職業につけるから

…と、言っていました。



そんなこんなで終わってから

1時間以上話してしまったのですが…



ピアノの掃除方法なども教えてもらい

とても楽しかったです。



来年こそ

「今年はたくさん弾かれましたね!」

と、言わせてみたい安田でした。



それではまた!