私事ですが...私の夫は片付けが得意です。
片付けのルーティンが決まっているので、帰宅して靴を脱ぐと、片付け終えるまで座りません。
出張から帰ると洗濯機を回し、スーツケースの車輪をきれいにし、全てのモノを元に戻すまで、私が話しかけても返事もせずに黙々と片付けています。
そして、全て片付け終えると、やっと座ってくつろぎます。
その行動が全てに共通しているので、夫が何かをやると後がとてもきれいです。
私は他人様に片付けのスキルを教えたり、片づけ作業のサポートもしていますが、もともとは片付けが苦手です。
片付けの勉強もしたので知識もあるし、スキルもあるし、経験も積んできています。
自宅もモノが少ないので、「整理収納アドバイザーの自宅らしいね」と、自宅に来た人に言われます。
ですが、私の根本的な部分である「面倒くさがり屋」の性格や「まあ、いいか」の感覚は元のままです。
ですから、片付けのやり方やタイミングが違うこともあり、時々、夫とぶつかることもあります。
今朝はそこから「片付けが得意な人と片付けのプロとの違い」を実感したので(笑)、「片付けの得意な人とプロの違い」について書きたいと思います。
(若干、片付けが得意な人を悪役っぽく書いていることをお許しください)
一言で言えば...
片付けが得意な人は、自分軸で片づける。だから、自分のモノの片付けが上手。
プロは、クライアント軸で片付ける。だから、他人のモノの片付けが上手。
です。
片付けが得意な人はしっかりした「自分軸」を持っていて、それに沿って片付けた状態が「ゴール」です。
それは、個人的な感覚です。
一方、プロは、何がゴールかというと、クライアントの問題を解決できた状態がゴールです。
だから、その人の暮らし方や性格、家族との関係などをヒヤリングして、ゴールをクライアントと共有します。
これをすっ飛ばして、いきなり自分流で片付けたら、後々トラブルになります。
片付けが得意な人は、心のどこかに片付けが苦手な人を見下す思いがあるように感じます。
「人間としてダメな奴」...と。
一方、プロにそういう感覚はありません。
だから、プロを呼ぶ時に「汚過ぎて、部屋を見せるのが恥ずかしい」とか「予め片づけておこう」というのは、不要です。
片付いていない状態が問題解決のヒントとなるので、いつも通りの状態のままでいることをお願いするくらいです。
片付けが得意な人は、片づけられない人の「モノの持ち方の基準や行動の癖、その人の片付けレベル」まで考えが及ばないので、自分にとって「よし」と思える収納のしくみをつくろうとします。
自分にとって快適な使いやすい収納は、だれにとっても快適で使いやすいと考えているからです。
でも、人はみんな一緒ではないので、いったんは片付いた状態になっても、時間が経つとまた片付かない状態に戻ります。
一方、プロは、クライアントの根本的な部分にアプローチして、
・モノの持ち方の指導(それがその人にとって必要かどうか)
・行動の指導(不要なモノを増やさないための方法など)
もするし、その人に合わせた仕組みを作ることを考えるので、片付いた状態を持続させることが可能です。(もちろん100%とは言いませんが)
片付けが得意な人は、その人が「なぜ、それを持っているのか」「なぜ、そこにそれを置いているのか」に考えが及ばないので、自分が「ここに置いてあると邪魔」と感じると、モノをどかしたり、捨てたりすることもあります。(夫の場合)
それは、トラブルの元です。
ですから、片付けが得意な人が、必ずしも他人のモノの片付けが上手というわけではなく、かえって混乱させる「余計なお世話」になることがあるわけです。
そんなことを思った朝。
今日もお元気にお過ごしください。