随分間が開いてしまいましたが、内子続きです。

 

 

木蝋資料館 上芳我(かみはが)邸。

重要文化財です。

 

国内最大規模の製蠟業者だった本芳我家の筆頭分家・上芳我家の邸宅。

江戸時代末に分家した当時の出店倉とともに、

内子の木蠟生産の最盛期に建てられた主屋や附属屋など

全部で10棟の建物が現存し、いずれも重要文化財に指定されています。

釜場など当時の木蠟生産施設は全国でここにしか残っていないため、

地場産業と住宅の関わりを示す貴重な遺構です。

※内子町観光サイトより 

 

 

 

内子町は木蝋で栄えた町なんですね。

 

 

 

 

明治27年築。

 

 

カタバミの家紋。

 

カタバミの家紋が入った瓦は当然、上芳我家のために造られた特注品です。

東予の菊間町の鬼師の作。菊間瓦だそうです。

 

左側、軒丸瓦にもカタバミの家紋。

鏝絵の装飾が素晴らしい!

 

内子町を歩いていて、なまこ壁の漆喰の厚みがすごい!

今まで見た中で一番かな。

 

玄関外側に神棚。

他の地域でも、玄関の外側に神棚を祀っておられるお家がありますね。

邪悪なものが家に入って来ないようにでしょうね。

美濃では屋根神様でした。

 

いざ、入ります。

 

めちゃ太い根太や梁!

 

 

これが木蝋。右にあるのが櫨の実ですね。

 

 

中にも立派な神棚。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

書院の欄間の透かし彫りは高砂。

 

 

お庭もお見事。あれは枝垂桜かな。

 

 

素晴らしいですね!

 

もう、溜息。

 

 

 

こちらは産部屋。部屋ごとに神様が祀られています。

 

上芳我家には、いつのものかは不明ですが、

平面図が残っているのです。

それによると当初の計画では、この産部屋は風呂場にする予定で

基礎にはその痕跡があるそうです。

 

 

ここは客間かな。

 

 

便所。

 

 

建具もベンガラに塗られています。

仕立てがいい、っていう感じの建具です。

 

 

 

全てが手抜きなく、良質な材を使って丁寧に造られている印象です。

 

炊事場。広~い!

煉瓦が洒落てますね。

最盛期は、家族や女中、職人など20~30人いたそうで、

この炊事場は約30坪!!ポーン

 

 

2階へ上がります。

 

 

2階がびっくり!の広さ!

でも部屋がありません。

残っている平面図では当初、6室の部屋が造られる計画だったそうです。

建築途中で止まっているそうです。

理由は明らかではないのですが、3代目当主が肺結核に侵されたためでは

ないかということです。

 

 

そして、この小屋組!!

 

上芳我家で一番すごいと思ったのが、この小屋組です。

 

四重梁です!!

二重梁は大きなお屋敷ではよく見ますが、

四重なんて!!

 

 

惚れ惚れします。

 

 

破魔矢。

 

 

ええもん見た~、と1階にもどり、庭のほうへ。

 

ここは何?釜場かな。

ふろ場、とありますね。

 

 

入口の上。

お札が貼られています。

左には、「十二月十二日」と書かれています。

これは泥棒よけですね!ニヤリ

以前、聞いたことがあります。

でも、逆さに貼るんですよね。

 

 

え!!これ、蔵ですか?

お城じゃないの?

 

 

持ち送りの鏝絵。素晴らしい!

 

いやあ、素晴らしいものを見せていただきました。