大阪市中央公会堂 続きです。

 

大阪市中央公会堂

1913年(大正2年)着工、1918年(大正7年)竣工。

原案:岡田信一郎 実施設計:辰野金吾・片岡安

 

 🌸建築家と元芸妓🌸

岡田信一郎(1883年~1932年)

大阪市中央公会堂の設計コンペで一等賞を取り、

今の中央公会堂の原案となったわけですが、

その後も、鳩山会館や黒田記念館、明治生命館、琵琶湖ホテル(現びわ湖大津館)

などの設計をしました。

びわ湖大津館て、バイオレッターさんが行ってたところやん!

 

 

驚いたのは、岡田の伴侶は赤坂の元芸妓、萬龍!

萬龍(1894年~1973年)は、幼いころ父親が病気になり一家は困窮。

わずか7歳で赤坂の芸妓置屋の養女となります。

その美貌と魅力で人気芸妓に。

文芸雑誌の芸妓人気投票「日本百美人」で1位となり、

日本一の美人と謳われた人物でした。

色恋沙汰もいろいろあったでしょう。

東京帝大の学生と1回目の結婚をしますが、夫に先立たれます。

その翌年、なんと!元夫の友人であった、岡田と結婚するのです!

その岡田にも先立たれるのですが。

 

なんていうか、非常にドラマチックですね。

波乱万丈な人生の萬龍。

 

 

 

さて、中央公会堂です。

中央公会堂の見学は実は2回目。

2019年2月に開館100周年特別見学会というのに参加いたしました。

まだ興味を持ち出したばっかりで見る目がなく、写真データも壊れて無くなったので

改めてガイドツアーに申し込んだ次第です。

 

特別見学会では、通常非公開の大集会室、中集会室、小集会室も

見せていただきました。

 

大集会室。

 

中集会室。

(その時のブログより)

 

 

さて、今回見学した特別室。

の前の廊下。タイル貼りです。

 

 

中に入ると床は大理石。

濃い色と薄い色、9枚1組になっていて、市松文様になっています。

 

 

化石も見つかります。

 

 

豪華!

 

 

大きな半円の窓にステンドグラス。

建物正面に見える部屋ですね。

大阪市章のみおつくしが隠れています。

カーテンの図柄は法隆寺宝物の四騎獅子狩文錦から採ったものだそう。

 

 

中之島の街が見えます。

 

 

ステンドグラスの中に凸レンズがあり、

街がさかさまに映るんです。

めがねみたいですね。爆  笑

 

 

 

 

天井絵。「天地開闢」

 

 

この柱ですが、上半分の白いところは石ではありません!

漆喰仕上げだそう!!

 

 

下は大理石。

 

 

む!これは!

名古屋市市政資料館で見たマーブル塗りの柱と同じでは!!

名古屋市市政資料館↓

 

触ると、大理石のほうが冷たいんです。

 

 

中央公会堂にもどりまして。

大理石、文様がつながってますね!

 

 

 

 

 

 

この扉、象嵌細工です!

 

 

素晴らしい職人技!

5年前に初めて見た時は、感動しました。

 

特別室には今では再現できない職人技が詰め込まれています。

 

 

 

 

ガイド、ありがとうございました。

 

 

特別室を出まして。

 

 

 

 

 

 

 

親柱、ソフトクリームみたい。

 

 

別の階段。意匠が違います。

腰壁は大理石。

 

 

 

 

ここの階段、踏板は何だろう?

 

 

 

 

 

 

岩本栄之助は公会堂の完成を見ることはありませんでした。

辞世の句。

 その秋をまたでちりゆく紅葉哉

 

 

地下1階の展示室には、様々な資料があって、

自由に観ることができます。

自由見学エリアもあるので、

大大阪時代の素晴らしい建築をご覧になってください。