昨日、北九州市で石巻のがれき焼却が強行されてしまいましたね

静岡でも島田市だけでなく、政令指定都市の静岡市、浜松市両方ががれき処理に手を挙げています。大阪でも愛知でも大規模に処理する気満々のようです

それでは震災後1年も野ざらしにされた震災がれきを拡散するとどれだけのセシウムがばらまかれるのでしょうか

簡単ではありますが、総量を概算してみました。もっと早く計算すべきでしたね

がれきの量は環境省が計画している400万トン、がれきの放射性物質は500 Bq/kgで計算しました。
この500 Bq/kgという値は、国が「広域処理して良いよ」とお墨付きを出している含量(240 ~ 480 Bq/kg)を参考にしました。本当は100 Bq/kgを超えるものは「低レベル放射性廃棄物」として原発敷地内ではドラム缶に入れて管理するのですが、それは無視されています。
4,000,000 t x 1,000 kg/t x 500 Bq/kg = 2,000,000,000 Bq
計算の結果、セシウム(134+137)で2兆ベクレルということになりました。
これがどのくらいの量かというと、「首都圏のホットスポット」と揶揄されて笑い事では済まされない千葉県の柏市に降ったセシウムの量が約10兆ベクレルですので、それから見ても無視はできない量ということになりますね。
参考記事 柏に降ったセシウムの量
http://hama-sush-jp.pro/infinitykatu/entry-11171524351.html
なお、北九州市で焼却処理しようとしているがれきの量は4万トンと聞いていますので、北九州が引き受けるセシウムの量は1/100の200億ベクレルということになります。
(試験焼却のがれきを積んだトラックの線量を外から測った動画によると、0.6 μSv/hという大変な高レベルでしたので、それを信用するなら中のがれきの汚染度はその100倍近くとなります。)
島田市の「試験焼却」でも、付近の小学校に1,960 Bq/kgの「マイクロスポット」ができました。小さなスポットとはいえ、柏市のそこらにある土壌とほとんど同じレベルです。
同じく島田市のデータによると、セシウムの約4割は焼却場外に出てしまった計算になるとのこと。総量で8,000億ベクレルとなります。
昨日も書いたとおり、焼却が行われている間はマスクをした方が良いでしょう。
そして、島田市で見られたようなマイクロスポットがそこかしこにできるものと思われます。
そこの作物はベクレルをはからないと安心しては食べられませんよね

残りは焼却場でトラップされたわけですが、この総量が1兆2000億ベクレルとなります。
焼却灰にすると濃度は20倍くらいになるとのことですので、500 Bq/kgのがれきを処理すると、10,000 Bq/kgと、ドラム缶管理のレベルとなります。
柏市では500トンばかりの焼却灰を最終処分できずにでクリーンセンターが機能停止に陥りましたが、これでもセシウムは1000億ベクレルくらいにしかなりません。降った量の1/100も管理下に置くことができていない、ということです。
焼却灰が8,000 Bq/kg未満で埋め立ててもよい、となっても、今度はいつ漏れ出すか
川や海に流れださないか
という不安と何十年もつきあうことになります
結論:柏のような目に遭いたくなければ、「広域処理」などに手を挙げないことですね

宮城県ががれきの量を大幅に下方修正しましたので、これから新しいオファーはいかないと思いますが、これまでにババを掴まされたところは、がれき処理でもらった何倍ものお金を管理のために使うことになります。焼却炉の除染だけでもどれだけお金がかかるやら・・・
高級ブランドの農畜産物を作っているところなら、イメージダウンによる損失ははかり知れまません


