日本最大、いやアジア最大級の物販展示会。
この舞台は、物販業界に身を置く者にとって、まさに憧れの頂点。
そして今回も――
6人(社)の仲間が、ここで貿易業界デビューを飾ります!
私は毎回、この瞬間に立ち会うたび、胸が震えるんです。
なぜか?
それは、35年前の私自身が、まさに同じ夢を追いかけてここに立ったからです。
――あの頃の私は、会津の田舎の小さな会社に勤めていました。
「東京ギフトショーなんて、とても出られるわけがない」
そう思い込んでいた。
でも、夢をあきらめず、独立して9年。
ついに!
スペイン・バレンシアのメーカーと独占契約を結び、念願のギフトショー初出展を果たしたんです!
震えましたよ。
夢が現実になる瞬間だったから。
…しかし!
そのデビュー戦は――悲惨な結末を迎えることになります。
なぜか?
サンプルが届かないんです!
搬入の日になっても、ない!
港に走って、ようやくわかった。
「植物検疫に引っかかって、輸入できません」
……目の前が真っ暗になりました。
どうする?
どうすればいいんだ?
そのとき、ふと思い出したんです。
かつての日本代理店のショールームが青山にあることを。
私は、恥を忍んでスタッフに指示しました。
「頼む! その店にある商品を全部買い占めてきてくれ!」
そして迎えた展示会初日。
ブースに並んだのは――たったの3本。
広いブースに商品3本ですよ!
通りすがる人たちの視線が突き刺さる。
「やっちまったな…」って顔で見てくるんです。
私は顔から火が出る思いでした。
初めてのギフトショーは、大恥のデビュー戦で幕を閉じました。
でも!
その苦い経験があったからこそ、今の私があります。
私は何千、何万という失敗を繰り返してきた。
だからこそ、生徒さんには同じ轍を踏ませたくない。
だからこそ、展示会の初日には必ず会場に足を運び、ワンポイントアドバイスを送り続けているんです。
今まで一緒に海外展示会に挑んだ教え子は、987人。
セミナーや本を通じて、数千人を貿易の世界に送り出してきました。
これからあと何人、背中を押してあげられるだろうか――
そんなことを考える今日この頃です。
さあ、今日デビューする生徒さん!
どうか素晴らしいご縁をつかみ取ってください!
ありったけの愛と感謝をこめて――!
