1月7日の今日は、
我が家でも七草粥(七草がゆ)を
いただきました。
お正月の賑わいが少しずつ遠のいて
家の中にも、
静かな日常が戻り始めるころ。
湯気の立つこのお粥を口にすると
新しい年に、
そっと腰を下ろすような気持ちになります。
我が家の七草粥は、毎年お餅入り。
お粥にお餅を入れるのが好きだった
祖母の影響です。
皇居では、
七草がゆに丸餅を入れるとか。
うちは角餅です。
祖母から母へ、母から私へ。
ふだんの食卓をとおして
受け継がれてきた、食の記憶。
とろりとしたお粥の中から、
少し伸びたお餅をすくうたび、
いくつになっても
まるで当たりが出たような、
ちょっと嬉しい気持ちになります。
一緒に食卓を囲んだ時間や
祖母の声まで、
ふっと蘇ってくるようで。
栗原はるみさんのレシピで
手作りたくあん。
しっかり大根を干すことで
味が滲みて食感もよくなりました。
調味料は、塩と砂糖とお酢だけ。
『日本昔ばなし』でも
昔の家に大根が干してある絵がよくあるけど
「そういうことだったんだなぁ...」
と腑に落ちて感動。
調理も保存も、
そのまま食卓にも出せるiwaki。
耐熱ガラスだから、
匂いがうつらないのも◎
人の命は永遠ではないので
当たり前のことですが、
歳を重ねるうちに
ひとりふたりと、
大切な人が旅立っていきます。
そこで
彼らと過ごしたひとつ一つの行事を
完璧ではないにしても
再現していきたいと強く思うように。
今年は見よう見まねで
人生初のおせちも作ってみました
⏬詳しく書いています❤️
金継ぎもそうなのですが
祖父からのお椀を
金継ぎで直して使い続けています
時間と手間はかかっても、
古くから大事にしてきたものが
よみがえったとき
その人との時間も、
自分の力も
取り戻せたような気持ちがして、
安心します。
そして
心に余裕ができる感じが
わたしにはするんですね。
また
悲しみも喜びも感じられる
心の空間のようなものが
生まれる感じがするんです。
初心者で不器用な私も
金継ぎできたセット
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七草粥(七草がゆ)を食べる理由1月7日「人日の節句」
古くからつづく行事食は、
こうして「一緒に過ごした記憶」も
味わえるものなのかもしれませんね。
七草粥を食べるのは、
1月7日の
「人日の節句(じんじつのせっく)」
と呼ばれる日。
七草の生命力を身体に取り入れ、
一年間の無病息災を願うための習わしです。
もうひとつの意味は、
お正月のごちそうで少しお疲れ気味の胃腸を、
やさしく休ませてあげること。
春の七草には邪気を払う力があるとも言われ、
栄養を補い、健康を保つための
先人の知恵が詰まった行事食。
「ちゃんと意味がある」こと、
心と体の理が叶っているところが、
この習慣が長く続いてきた
理由なのだと思います。
春の七草に込められた意味
七草の由来は、
こんなふうに伝えられています。
・せり:競り勝つ
・なずな:撫でて汚れを除く
・ごぎょう:仏体
・はこべら:繁栄がはびこる
・ほとけのざ:仏の安座
・すずな:神を呼ぶ鈴(かぶ)
・すずしろ:汚れのない清白(大根)
一つひとつに意味が込められていて、
まるでお守りみたいですね。
祖母は、
七草の意味を難しく説明するというより、
こんなふうに教えてくれました。
せりは、競り勝ついうて縁起がええんどす。
すずしろは、まっさらできれいいう意味。
◎◎ちゃんとおんなじどすえ☺️
……とはいえ、
今年作ったうちのお粥はきっちり七草、
ではありません。
入れたのは、
家にあった
せり、すずな(かぶ)、
すずしろ(大根)の葉っぱ、
庭のルッコラも。
三つ葉やほうれん草、春菊など、
身近な青菜で代用してもいい。
そんなふうにも、私は思っています。
「きちんと正確に」よりも「やさしく続けてつなぐ」
七草粥の目的は、
冬に不足しがちな青菜の栄養を取り入れ、
お粥で胃腸を休め、
季節の変わり目を元気に過ごすこと。
だから、
あまり堅苦しく考えなくて
いいんじゃないかな。
「家にあるものでも、
今の家族や自分にやさしい一杯」を作って、
つなぐことが大切
じゃないのかなと思うのです。
言ってしまえば、
お粥に好きな菜っ葉を刻んで入れるだけでもあり。
でも、
気持ちはこめて😌
うちのお粥は、
お米と水と塩だけの
シンプルなもの。
お粥だけだと
少し物足りなくなりがちな食卓には、
コウケンテツさんの
冬の根菜が主役の
鶏むね肉と根菜の甘酢炒めを
一緒に出してみました。
片栗粉の衣が甘酢をたっぷり含んで、
食べ応えがあっておいしい!
しっかり味だから、
お粥の塩は薄めに。
たんぱく質と、消化にやさしい主食がそろって、
栄養バランスも自然と整います。
七草粥で内臓を休めながら、
かみごたえのある根菜と鶏肉で、
「ちゃんと食べた感」もキープ。
土鍋でじっくり炊くお粥体の変化・美容・健康効果も
お粥は土鍋で作ると
不思議と失敗が少なく、
火加減もゆっくりで、
熱々とろりと
とてもおいしく仕上がります。
中蓋が付いているタイプを愛用。
煮物も余熱でおいしくできるから
ガス代の節約にも
私は冷やご飯からお粥に
してしまったりするけど、
朝はお粥を好んだという高祖父は
食にこだわりがあり、
祖母が毎朝炊いていたそうで、
絶対生米からじゃないと
ダメだったとか。
かくいう私は、
実はお粥がそれほど
好きなほうではありませんでした。
どっちかというと
粒の立ったご飯を、
もりもり食べたい派。
最近の大ヒットご飯のお供は、
椒房庵の翡翠昆布
けれど、
年々胃腸が弱ってきて、
お粥のもつ力を、
実感するようになりました。
ご飯ではなくお粥にすると、
水分でふくらむ分、食べ応えがあり、
しかも消化がいい。
体がほっとして、
気持ちまでゆるむ感じがします。
おかゆは、実はダイエットの味方
お湯で米が膨らんで
一杯のご飯が”無限に食べられる感じ”もあるから
最近では、
「お粥って、実はダイエットの味方だなぁ」
なんて思うことも。
田中みな実さんは、
夜遅い時間のご飯を
お粥に変えたりするらしいですよね。
しっかり食べた満足感がありながら、
内臓に負担をかけない。
水分補給もできる。
胃腸をいたわること。
年を重ねるほど、
その価値がわかってきたので、
こうした食事のありがたみが、
じんわりと身と心に沁みてきます。
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新しい一年を迎える自分をそっと労る一杯のお粥
七草粥は、
健康を願う行事であると同時に、
「これからの一年を労わる日」
なのでしょう。
今年も一年、
がんばりすぎないで、
ちゃんと休みながら、
おいしいものを味わいながら。
そんな願いを込めて、
静かにいただいた、
我が家の七草粥でした。
最後までお読みいただき
とってもありがとうございました🥹❤️
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※全ての情報は、2026年1月7日執筆時の内容です。














