ご訪問大変ありがとうございます✨

 

暑い1週間、本当にお疲れ様でした🙏

 

「こうじゃないとダメ」

「あれはおかしい」

「普通はこうでしょ?」

 

という日常生活で

ふっと常識疲れをしたときに

肩の力をゆるめてくれる

素敵な本と出合ったのでシェアしますね✨

 

 

私は美術館の雰囲気が好きなのですが、

絵を見ることは

 

「ふーむ、良い作品だ」と

感心したりわかっていないといけないと、

 

なんとなく圧を感じて

緊張してしまう《いまここ》です。

 

とくにキリスト教文化が

深く関係する西洋絵画は、

とっつきにくいし敷居も高い。

 

でも美術館は好きなので

たまに足は伸ばすのですが、

 

一番くつろげたのは

併設のカフェか

アートショップだったんでは

というありさま💦

 

もう少し絵のことを知りたいなー

でも勉強するのはしんどいなーと

思っていたときに

 

美術に造詣が深いROOMerさんに

教えていただいて購入したのが

 

山田五郎さんがおかしな西洋絵画を

厳選・解説するこちらの本です。

 

 

 

  おじさん二人?!の『人形を持つ少女』

 

まず表紙のアンリ・ルソーの

絵画『人形を持つ少女』から強烈です。

 

たぶん女の子なんだけど、

やたらほうれい線が深くて

ヒゲのようなものが生えている….。

 

しかも女の子が持っているお人形。

志村けんさんのへんなおじさんみたいに

 

酔っ払いの赤ら顔。

ガッツリ角刈りです。

 

「へ、へんだよ!!!」

「たしかにへんだよ!!!!」

 

言われてみれば、

そう叫べるんだけど、

 

山田五郎さんの加勢なく

ひとりオランジュリー美術館で

鑑賞していたら、

 

「ふむ、これがかの有名な…」

と、したり顔でいたか

 

「あ、見れた!見れた!」

と、スタンプラリーで

ノルマを果たした気分になっているか、

 

だったと思うなぁ。

 

この作品は、1892年発表です。

 

ということは、

 

エッフェル塔が公開され

エレベーターが

運行開始された年の3年後のこと。

 

19世紀後半の産業革命の時代です。

 

19世紀の始まりには写真も登場し、

この頃の絵画は

被写体をそのまま

リアルに描く価値が薄れていました。

 

だから、「へんさ」は

独特の匂いがする"くさや"みたいに

 

「なんかたまらない!」

という価値にもなりつつあったんですね。

 

  エロおやじ顔の『聖母子』

 

と言われれば

 

へんな絵の堂々とした風情にも納得ですが、

 

本書では

 

写真が登場するずっと前の

古い時代のへんな絵も

たくさん登場します。

 

たとえば聖母マリアと

幼子イエスが描かれた『聖母子』。

 

ここでの赤ちゃんキリストは

ご指摘のとおりエロおやじ顔…。

 

(ぜひ本書で見てみてください!)

 

でも、そんなふうに感じたら

 

「罰当たり!!」

「侮辱である!!」

 

と叱られそうだという

無意識のブロック

ってありますよね。

 

宗教画だし。

 

ここでハッびっくり

 

そんなふうに知らずうちに

自分で設定していた

思考の枠に気づかされ、

 

「あー、へんなものは

 へんって思っていいのかー」

 

と、ストンと腑に落ちます。

 

さらには、

 

子ども時代の自分なら素直に

「この赤ちゃん、気持ち悪い」

と言えていただろうなぁ。

 

という新鮮な発見が

この本を読むうちに生まれたりして。

 

そして、

 

ありのままの自分の感覚を

隠そうとするから、

人間関係でも緊張したり、

疲れたりするんだなぁと

 

なんだかカウンセリング的な

考察が生まれたりも🫧

 

と、

ふむふむと再び

考えすぎに偏りそうになると、

この本

またクスリと笑わせてくれるんだなぁ。

 

たとえば

五郎さんは、

聖母子の幼子イエスが

エロおやじ顔に描かれる理由を

 

救い主となる

偉大なイエスを

子どもだからといって

可愛いいという

未熟さ、幼稚さを

全面にして描くなど無礼。

 

もってのほか!

 

そこで、

子どもらしさと威厳という

相反する要素を

表現しようと腐心した結果、

エロおやじ顔になったと

解説します。

 

ふむ。

 

そのロジック、

ありそうで

 

だいぶ

 

強引!(笑)

 

 

  偽装結婚?!『アルノルフィーニ夫妻の肖像』

 

そして教科書にもよく載っている

有名な

『アルノルフィーニ夫妻の肖像』についても

 

 

”へん”追求の旅が続きます。

 

この絵、不気味だなぐらいにしか

印象になかったのですが、

 

本書で指摘の

「結婚指輪のサイズが全然合ってない!!」

など

(流行りの浅めにはめる指輪風なんだな)

 

自分だけでは気づけなかった

謎めくへんさを

発見できるのも本書のすごさ。

 

  ガールクラッシュ的な「私は私」が満載

 

そして読み進めるうちに

 

「へん!」とクスリ笑っていたのが

徐々にリスペクトに変わっていくのは、

五郎さんのセレクトの秀悦さゆえでしょう。

 

昔のヨーロッパの画家たちが

見たことがないライオンを

伝聞をたよりに描いたという

珍獣画には、

 

私は「へん!」と思うより

 

へんなりに特徴を捉えていて感心。

 

私なんか画像を見て描いても

珍獣になるからなぁ……..。

 

表紙以外にも多数作品が

紹介されるアンリ・ルソーの絵は

 

見るうち

 

ガールクラッシュ的な

「私は私!」というメッセージを

浴び続けるようで

 

「なんかおしゃれで素敵」

 

と謎な味わいも滲み出し、

 

どんどんへんと常識の境界が

あいまいになっていく......

 

摩訶不思議な本です🫧

 

全ページカラーで

へんだけど美しく

おしゃれな絵が満載なので

手元に置いて

デザインやファッションの参考にも

したくなります。

 

ぜひ手にとってみてください。

 

ROOMでは、

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よかったら遊びに来てください♡

 

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