カフェに腰かけ、時折コーヒーカップを口に運びながら
パソコン叩いて台本を仕上げていく。
憧れのクリエイターとしての姿。
今はやりの「野窓」じゃないけれど、
日常的に「それ」ができてるクリエイターって
生まれ持っての演出上手だと思う。

どうしてもできん。

家で、限りなくゆるゆるの部屋着で―
夏ならパンイチで台本を書いている身としては
そこまでの距離が長すぎる。

服を着て?外に出て?おしゃれカフェに入って?
1杯で1,2時間を過ごす。
もはやハードルが高すぎて…どこにあるか見えない。

そして、もしもそれをやり遂げたとしても次の難関。

  「珈琲をそんなゆっくり飲めん」

そもそも飲み物をゆっくり飲むスキルがない。
子どもの時には「誰が牛乳を早く飲めるか?」を競い、
学生の頃は「ビール一気」を競い、
とにかく「早く飲む」がすぐそばにあった。
結果、大人になってからも健康のために飲んでいる毎朝のヤクルトは
喉越しで一気に飲んでしまう状態だ。

だから珈琲も10分あればコップから消える。
そんなペースでスタバででも台本書いてたら、いくらになるだろう。
台本1本書き終えるまでに平均2時間。
結果10000~12000円になる計算だ。
キャバクラか!歌舞伎町ほどじゃないけど、
吉祥寺か中野か下北あたりのキャバクラか!くらいの値段になる。
だからカフェ仕事を実現するためには
「1杯を30分持たせる」スキルを身に付けるところからってことになる。
そう考えると、そもそもカフェで物書いて…までの道のりは
茨しか生えていない。

そして、もしももしももしもそのいばらの全てをクリアしても
まぁ次の壁がある。
珈琲を飲むと、お腹がゆるゆるになる。
まずは「腸」を鍛えるところから…。となる。

もはや家で珈琲を飲みながら書くしかない。
そろそろ2杯目を飲みます。