だんだんと
一人暮らしのリズムが
出来つつあるけれど。
夕方になると
あれ?
なんで帰ってこないんだろ?
って思う
タマシイは繋がってるとは言え
ニンゲンとしての夫に
こうも長く会ってないと
本当に夫は
存在していたんだろうか?
そんな感覚に襲われてきた
確かに一緒に暮らして
共に過ごしてきたハズなのに
あれは幻だったのかとさえ
思ってしまう
夫が長く使っていた座椅子
動けなくなってからは
かなり体重をかけて座っていたのだろう
その背もたれには
夫の背中の形がハッキリと残っている
いつも夫が着ていた上着
毎日の車の運転での
シートベルトの摩擦で
右肩の部分がすり減っている
そんな所から
夫のぬくもりを探すワタシ
夕暮れ時は
さみしいね
帰ってきてよ
帰ってこいよ
帰ってこいよ
あの歌を思い出させようとしてるな
