昨日の夕暮れ

 

 

ふと、母は父が亡くなってから一人になり

寂しかったのかなと考えました。

 

 

弟家族と同じ屋根の下に暮らしていたので

厳密には一人暮らしではないけれど

二世帯住宅でワンフロアに一人だし

 

 

父が亡くなってから

母が亡くなるまで何年だったのかしらと

数えてみたら

その過程で

「あ、私が離婚して一人になってからと同じ年月だ」と

気がつきました。

遅い。。。。。

 

 

私が30歳で離婚した3ヶ月後に父が急逝したので

母と私が「独身」に戻ってからの年月は

同じなのです。

そういう考え方したことなかったわ。。。。

 

とすると

母は一人になって28年

未亡人生活でした。

未亡人って単語を私は悪い意味で使っていません。

 

 

寂しいと私に言ったことは

何度かあります。

昔だけどね。

父が亡くなってから

とても仲良くしていた時期もあり

やたらと連絡が来る時もありました。

私が某S社で忙しく働いていた時期です。

父が亡くなった時に

誰かが

「死んだ仏より生き仏」という言葉を教えてくれて

生きてる親を大事にしようと

思っていました。

 

その頃「寂しい」と言って

だから仲良くしたいと言ってました。

 

 

私は仕事が忙しかったのもあり

寂しいと感じることはあまりなかったし

誰かに「寂しい」と言うこともありません。

直接言うなんてありません。

 

 

でも母にも

結婚していた時は姑からも「寂しい」と

言われたな。。。

(一人息子だったからだと思います)

 

 

結婚生活は2年半くらいで子供もいない私と

結婚生活32年くらい孫もできた母とは

全然違うだろうし

突然配偶者を亡くすという出来事に遭い

一人になってしまったことは

晴天の霹靂だったと思います。

たしか58歳だったのかな。今の私より若い。

 

 

私が離婚したのは30歳で

これから一人で働いて自立して

生きていこうと必死に自分を鼓舞した時期。

母が一人になったのは

初老を迎える時期。

 

自分が初老を迎える年齢になると

想像できることがあります。

 

 

さっき目にした、奥様を亡くされたばかりの知らない方の文章に

 

「自分はどちらかと言えば仲の悪い夫婦でしたが、

20年も2人で一緒に生きてきたのに急に逝ってしまい、

いなくなったことに心の整理が追いつかない」

 

というのがあり

「どちらかと言えば仲の悪い夫婦」という

一文に「ああ。」と思ってしまいました。

 

 

両親もどちらかと言えば

仲の悪い夫婦。というかそんなに仲がよくない夫婦。

だったと思います。そう見えました。

そう聞かされて育ちました。

 

でもだからと言って

悲しみが少ないわけじゃないんですよね。

 

 

もしかしたら

後悔とかが

仲良しの夫婦より大きいかもしれないし

未来に夢見ていたことも

あったかもしれないし

 

実際「パパと2人になったら」という話は

時々聞かされていました。

とにかく、祖父母がいなくなった後は。。。。と

期待していたように思います。

現実は祖父母より先に父が61歳で亡くなりました。

父が亡くなった後の祖父母の面倒、親戚とのあれやこれやなども

きっと大変だったと思います。

 

 

 

ああ、

長年、一人で寂しかったのだろうな。

悲しみを抱えていたかもしれないな。

子供や孫という家族がいても

「配偶者」という家族はいない。

長年共に暮らした人はあっけなくいなくなってしまった。

 

 

今更そんなことを思います。

 

私が一人になってからの年月も

相当なものだけど

(なぜ再婚しないんでしょうね?謎)

母の「それ」も長かったよね。

 

 

知り合った高齢の方達から

配偶者が亡くなった後の寂しさについて

語られることが何度かあるので

生前の仲がいいとか、悪いとか、そうでもないとか

そんなこと関係なく

共に暮らしてきた人が

いなくなってしまう寂しさって

想像を絶するのだろうな

 

 

寂しさって

少しずつ少しずつ

心を傷めていくものなのかもしれない

蝕んでいくものなのかもしれない

 

 

私も猫が一人もいなくなったら

やっとわかるのだと思います。