「販売図面を読みこなそう」

■第10回 【建ぺい率と容積率】

本日は、不動産用語の中では比較的ポピュラーな用語である「建ぺい率・容積率」のお話です。意味のご存じない方でも、聞いた事位はある用語ではないでしょうか?

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■「知識武装」の為のポイント解説

「建ぺい率」というのは、その土地を空から見た時に、土地全体を「100%」とした場合の建物がその土地に居座わる事が出来る「%」を定めた値です。

「建ぺい率が60%」なら、100m2の土地に60m2まで「居座われる」という意味になりますし、「40%」なら40m2という事ですね。

一般的に「閑静」と呼ばれる住宅地ほど、この値は小さくなる傾向にあります。考えてみれば当然ですね。100m2のうち40m2しか建物が居座われない、という事は、60m2は庭になりますので、全体がそんな街並みなら閑静になりますね。

住宅専用の地域ですと「30%~60%」位、商住混在の地域ですと「60%~80%」位、商業地域ですと、いくつかの条件をクリアすれば「100%」なんて地域もあります。

 

「容積率」は、その土地に建てられる建物のボリュームを定めた値です。「容積率が80%」なら100m2の土地に建てられる、建物全体の面積(1階+2階の床面積など)が80m2が上限ですよ! という事になりますし、

「200%」なら200m2が上限になります。西新宿などの高層ビル街などは、いくつかの条件をクリアすれば「1,000%」なんて指定されている所もあります。

 

■「対応策」

「建ぺい率」も「容積率」も、考え方としてはその地域の住環境の「数値化」ですから、この数字の組み合わせを見れば、概ね街並みが想像つきます。

ちなみに、実務上よくある組み合わせをご紹介しておきますね。

  1. 建ぺい率30%:容積率60%(通称:サブロク)
  2. 建ぺい率40%:容積率80%(通称:ヨンパチ)
  3. 建ぺい率50%:容積率100%(通称:ゴットー)
  4. 建ぺい率60%:容積率150%
  5. 建ぺい率60%:容積率200%
  6. 建ぺい率80%:容積率400%

ざっと、こんな感じでしょうか?

上記(1)~(3)あたりが一戸建てばかりが並ぶ地域、(4)~(5)あたりが、一戸建てやマンション、小規模な店舗・工場などが混在する地域、(6)になりますと、商業系店舗・ビルなどが並ぶ地域となります。

この数字の組み合わせをよく覚えておいて下さい。

 

以上の「知識武装」と「対応策」を覚えておけば、図面に出て来る「建ぺい率」「容積率」の組み合わせを見ただけで、物件周辺環境がある程度想像出来る事になります。

 

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