2026年3月11日:パート2

 3月8日(日曜日)に行われた石川県知事選挙で、再選を目指していた盟友の馳浩知事が、僅差で敗れた。残念無念としか言いようがない!(ため息)

 馳浩知事とは、参院当選同期だ。最初の国政選挙はもちろんのこと、その後の衆院への鞍替え選挙、初当選した知事選も、全て事前には「難しい」と言われていた戦いだった。

 が、そうした数々の窮地を、持ち前の人並みはずれた体力と精神力で乗り越えて来たのが政治家 馳浩なのだ!

 今回の知事選が厳しい戦いになることは分かっていたものの、「最後は必ず馳浩が勝つ!」と信じて疑わなかった。だから、応援にも行かなかった。

 ましてや、高市総理が駆けつけるという情報も流れる中、自分ごときが足を運ぶことで、馳知事の選対の皆さんに、余分な手間をかけたくないという思いもあった!

 それだけに、月曜日の朝、選挙結果を伝えるニュースを見た瞬間、スゴく驚いた。テレビの画面を見るために振り返った際、いつも朝食に使っているお気に入りのお皿を、落として割ってしまった。(ガクッ)

 今回の選挙で、現職の馳候補は、自民党県議団の全面支援を受けていた。事実、自民党所属県議30人のうち、29人が馳氏の支持に回っていた。

 驚くべきは、県議会全体で40人いる議員のうち、何と38人が馳氏を応援していたこと。対して、山野氏側についた県議は1人だけだった。

 加えて、馳氏は、自民と維新はもちろん、連合石川からも推薦を得ていた。県内全19市町の首長も支持を表明。組織選挙としては、盤石の布陣だった。逆に言うと、馳知事の個人的魅力や4年間の実績が、県内に幅広く浸透していたという証明でもある!

  選挙中は、自民党総裁の高市総理、維新の代表である吉村大阪府知事、現職の閣僚も、次々に馳候補の選挙区に入った。こうした応援にも、それなりのインパクトはあったはずだ!!

 が、それでも接戦を勝ち抜けなかったことに対して、「高市総理の神通力は通用しなかった。実は思ったより人気がない!」などと分析するひとがいるようだが、それは違う。(キッパリ)

 高市総理は、依然として高い支持率を維持している。今の高市人気は本物だ。が、幸か不幸か、首長選挙と国政選挙は違う!

 その地域に住む人たちには、「この街のことは、自分たちが決める」という意識が強い。いわゆる「上層部からの支援」には、反発する傾向がある。

 更に言うと、その時々の地域の事情も、大きく影響を与える。候補者自身の魅力(インパクト)も、選挙結果を左右する大きな要因だ!

 過去の選挙を見ても、議会の大多数が応援する現職が新人に敗北するケースは、意外と多い!

 ちなみに、4年前(2022年)の石川県知事選は、3人の保守系候補による三つ巴の激戦だった。選挙結果は以下のとおりだ。

馳浩     196,432
山野之義   188,450
山田修路   172,381

 今回の選挙では、上記の知事選で2位の得票をマークした山野氏(前金沢市長)と、3位だった山田氏(前参院議員)が、事実上の2位、3位連合を組んでいた。

 このブログを書きながら思い出したが、選挙が始まる少し前に東京で遭遇した馳知事が、やや緊張した面持ちで、こう話していた。

 「いっちゃん、次の知事選では、2位、3位連合が出来ちゃったんだ!前回のデータから見ると苦しくなる!頑張って勝ち抜くからね!」と。

 すなわち、全体の情勢だけ見れば、2位、3位連合を組んだ山野氏が大きくリードしても不思議ではない構図の勝負だった。それが、ここまでの接戦になったのは、前述した馳氏自身の魅力と日頃の活動への評価、地元県議団を含む厚い保守地盤の力強い支援があったからこそだ。自分はそう見ている。

 が、それでも、馳浩が競り勝つと信じていた。繰り返すが、本当にガッカリした!(ため息)

 馳浩知事は、震災に見舞われた能登半島の復興にも、力を尽くしていた。温泉文化がユネスコ無形文化遺産の国内候補に決定したのも、元文科大臣の馳氏の尽力が大きかった。

 あちこちで会う度に、「地震で大きな被害を受けた和倉温泉の復活を後押しするためにも、日本の温泉文化のユネスコ無形文化遺産登録を、ぜひ実現したい!」と力を込めて語っていた。

 こんな言い方をすると申し訳ないが、石川県と石川県民は、未来に向けた大きなチャンスを失った気がする。(ため息x2)

 唯一、救いがあるとすれば、初当選を果たした山野氏が、金沢市長を3期務めた実績を持ち、政策にも明るい人物だということだ。少なくとも、知事を務められるだけの「器」を持った政治家であることは疑う余地がない!

 そうじゃなかったら、知名度も実績も魅力もある現職が、盤石の体制で臨んだ戦いを勝ち抜けるはずがない!!

 ネット時代のトレンドとして、ひとつの政策や問題(コンテンツ)に関する有権者の関心は、短期間で消耗する。その時の時流を掴み、ワンイシューに絞って訴えることが、選挙戦で有利になるという現象が生まれている!候補者の政策の中身や能力、実績などとは無関係に!!(ため息)

 地方自治の世界で最悪なのは、その時に関心の高いテーマのみを掲げて相手を攻撃するやり方で、何の未来構想も、まともな政策の知識も実績もない「無能な人間」が、行政の長に選ばれることなのだ!(ふう)

 来夏の知事選において、群馬県にこうした現象だけは起こしてはならないと、自分に強く言い聞かせている!

 馳さんは、まだ若い。政治へのカムバックを目指すのかどうかは分からないが、これからの人生にも、様々な選択肢があると思う。

 そりゃあ、そうだろう。これだけの人物を、周りが放っておくはずがない!思い切って、群馬県のアドバイザーをお願いしてみようかなあ?!

 馳浩知事、とりあえず4年間、お疲れ様でした。近いうちに、ゆっくりご飯でも食べましょう!!