地元の選挙レポートが続いた。ここらでちょっと一息。東京へむかう新幹線「あさひ号」に飛び乗り、新聞を広げると、「衆参同日選挙」という文字をキャッチした。
小泉内閣の驚異的人気が一向に衰えを見せない状況。自民党の政党支持率も引き続き回復に向かう。参院選挙を二ヶ月後に控え、「衆参同日選挙の可能性」が改めて取りざたされている。与党幹部や政治記者の中にも、同日選挙はありうる、いや、あるべし、と考えている人が結構いるようだ。
確かに、小泉旋風に乗って選挙をやれば、衆議院の議席は増やせるかもしれない。小泉支持イコール自民党支持ではないにせよ、同日選挙によって有利になる参議院の選挙区が出てくることも事実だ。
実を言うと、群馬県のような保守王国(5つの小選挙区すべてを自民党が独占)の場合、参議院の候補者にとって「同日選」ほど有難いものはない。各地域の衆議院選挙の活動に乗せてもらうことで、そのまま参議院選挙を戦えるのだから…。
昨晩、小泉総理と中曽根元総理、そして石原東京都知事が都内のホテルで会食。その席で、同日選挙を強くすすめられた小泉さんは、「絶対にない」と再度、明言したとか。
結論として、「衆参同日選挙はない」と確信している。理由は単純明快。小泉総理が繰り返し「そのつもりはない」と発言しているから。自民党総裁選挙の際にも、「小泉内閣なら、一内閣一大臣。当分、選挙は考えない」というのが小泉首相の公約だった。ましてや、これから具体的な改革メニューが提示され、内閣が本格的に仕事に取りかかろうとする矢先、でもある。
「解散」についての約束は破っていい、と言われているらしい。が、それは永田町の理屈であって、世間の常識とは違う。小泉総理の人気の源泉は、分かりやすく、ウソをつかないこと。国民の信頼(クレディビリティー)を重んじる小泉さんが、同日選挙という政治カードを切ることはないだろう。