子供のころの私

時々、小さな私に話しかけるのです

でも、背を向けて猫背で、暗い顔で地面をを見つめています
平屋の賃貸で、母が亡くなるまで住んでいた家の、いつもの場所

助けてほしかった
気にかけて欲しかった
学校に行けなくて、苦しんでいたあの頃

あの頃の想いが、今も私を苦しめる
高ぶる感情は、そういう所からきていると、今日分かって

やっと心の奥にストンと落ちて

もう大丈夫だよ
どんな気持ちなのか私に教えて
私が守ってあげるからね
心配しなくていいんだよ
何も背負わなくていいんだよ

小さな私に、近付いていって優しく話しかけてみると

顔をあげて、ポロポロと涙を流した

それ以上、小さな私は何も言うことは無かったけど、
拗ねて怒りを抱え込んでいた私が、少し変わった

30年近くの積み重なったものが、やっと動き出す

やっとここまで来た、大きな一歩

10代の多感な時期、まだまだ子供だ
こういうものだと、これが普通だと思っていた
私の家庭環境は、機能不全で、
めっちゃ辛かったな…

私のことをよく知る人達は、
よくここまで、道を外れることなく生きてこれたねと言う
本当なら、縁を切ってもおかしくない環境なのに、
やはり、親を心配してしまう

結婚するとき、一般的な親なら、子供のためにご祝儀包んだり、
金銭的な親の役目をしてくれたかもしれないけど、家は全くなく、式に出てくれたらそれで充分だと思った

親として不甲斐ないだろう、何もしてやれなかったときっと思ってるだろうと理解もできた

自分の問題から逃げたくない
もう、遠回りはしたくない
時間は限られているのだから

良かった
小さな私が、少し笑ってくれるようになってくれて