「寄生獣」の作者、岩明均の「ヒストリエ

奴隷の身分から歴史の表舞台へ、
アレクサンドロス大王の書記官、エウメネス

著者が、デビュー以前から練っていた話だそうです
2003年に連載が始まり、現在は10巻からすでに2年経ってます

出版するにあたって、さらに描き直したりされるそうなので、時間がかかります
ガラスの仮面もそうらしいなぁ…
それが許されるのは、作品に説得力があるからなんでしょうね

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紀元前343年から物語は始まり、
哲学者アリストテレスが、スパイ容疑でペルシア帝国から追われていた
ある青年と出会い、カルディアまで何とか逃げることに成功

その青年はエウメネス、故郷カルディアに戻る途中だった
町の前で、マケドニア軍に包囲されているところに遭遇
何とか機転を利かせて街の中に入る
その時に出会ったアンティゴノスという商人

エウメネスは、ヒエロニュモス家に行くために故郷に戻った

そこからエウメネスの子供時代に話が移る

カルディアの有力者だったヒエロニュモス家
エウメネスは何不自由なく生活し、教育も受け、読書家
将来は学者になるのではと、父親は喜ぶ

遊牧民族スキタイ人が奴隷として町にやってくる
スキタイ人は世界で最も勇猛で誇り高く、残忍と言われている
スキタイ人との出会いでエウメネスの人生が大きく変わっていく

スキタイ人は自由を勝ち取り、町から逃げようとする
瀕死の状態のところをエウメネスが見つけ、
父親がその奴隷に殺されるという所から、ストーリーが大きく変わっていく

ヒエロニュモス家のヘカタイオスとゲダラスの計画だった
それを見抜いたエウメネスは訴えるも通用しなかった

実はエウメネスは、スキタイ人で養子であったことが分かり
彼は、普通の男の子から、奴隷として扱われてしまう

…とここまでが2巻まで

世界史は何も分からなくて、寄生獣の岩明均さんなら、面白いだろうと買ったはいいものの
何ヵ月も寝かし、去年の年末ぐらいに読み始めた
名前が、キャラクターが、頭に入らず、何度も戻ったりしながらで
そのうえ、血なまぐさい、残忍な描写、読むのが辛い
1巻から心を掴まれて、先が気になる

エウメネスは、出生が謎で、史実と創作が上手く織り混ぜられていて、ため息が出るほどスゴい

分からなさすぎて2回目を見ているところだけど、
名前がすんなり入ってくるようになった
あとはwikiで調べながらで、
私の心は今、アレクサンドロス大王のことで頭が一杯です(笑)

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カバーをそのまま引用

<1巻>
エウメネスは、
幾つもの史上に名高い合戦場
その現場にいた。
そして多くの作戦にも参画したはずである。
ならば、なぜ王や他の部将と共に
その箇所に名が刻まれていないのか。
それはこの男が「記録する側」の
人間であったためではないのか。
……ところがある日、
彼は記録することをやめる。
途端に記録者は「記録される側」となり、
歴史の舞台にその姿を見せた。
<2巻>
エウメネスは、
アレクサンドロス大王の側近として
細かな記録を残したと考えられる。
しかし大王の伝記作家にはならなかった。
おそらく彼は、
何人かのアレクサンドロス伝作家たちが
大いに利用した
最重要の「参考資料」の作者である。

岩明均

有名なアレクサンドロス大王ではなくて、エウメネスだったのか
考えながら読むのも面白い

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