今日、仕事で
ある男性(85歳)を見送りました。
仕事の声はかからなくなったけど
今でも現役の芸人さんで、
元は映画や舞台に出ていた
時代劇の役者さんです。
その方いわく、
俳優ではなく「役者」なんだそうです。
真実とあなたをつなぐ者
ホランです![]()
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認知症が少しずつ進行していた
その役者さんの部屋から
荷物が次々と運び出されていきます。
立ち合いを求められて
わたしはそれを見守っていました。
最後の荷物は衣装の入った茶箱と
その上に乗せられた大小の模造刀。
兄さん、声がかかれば
また舞台に立つでしょう?
そう聞いたわたしに
「いや、ダメだ。もう眼がしんでるよ」
と、まるで自分に向かって
吐き捨てるように言っていたっけ。
大切にしていた大小を
あんなに奥の方に隠してしまったのは、
そういうことだったのかな。
最期まで、わたしのことを
妹弟子だと思い込んで
「お腹すいてるやろ?これ食べ」って
いつもパンを手渡してくれた
心の優しいサムライでした。
生き様が
逝き様なのかもしれない。
だから、わたしも
今を精一杯、生きてみます。










