いつもお読みいただき、ありがとうございます。
横川です。
ラグビーのW杯、初戦で日本は世界ランク3位の
南アフリカに劇的な勝利を収めました。
引き分けにすることも可能だったところを
あくまで勝利にこだわることにチャレンジ。
時計は試合終了の80分を過ぎておりましたが、
ラストプレーで逆転のトライに成功。
最終的なスコアは34-32。
その34点のうち、24点が彼から生まれました。

五郎丸歩選手です。
直接の接点はありませんでしたが、
大学の後輩です。
彼が4年生の時の大学選手権優勝を
国立競技場で生で見ておりました。
…まぁ、そんな話はともかく。。
昨日の勝利について、彼は
「ラグビーに奇跡なんてないんです」
と、言い切っています。
彼が後半28分に決めたトライも、
決戦1週間前から選手一人一人が、
南アフリカの防御の傾向を分析し、
温めていたサインプレーだったそうです。
奇跡でなく必然。
4年間の準備に加え、
直前まで研究に研究を重ねた努力が、
勝利に結び付いたのです。
得点が多いのは、ペナルティキックを
任せてもらっていることもありますが、
昨日の失敗は8本中わずか2本。
そのうち1本は最後のトライが決まった後の
キックなので、入っても入らなくても、
勝敗には関係のないものです。
彼は学生時代からキッカーとして有名でしたが、
自信を得たのは今の代表監督の元で、
活動し始めてからだそうです。
好不調の波が激しかったのを改善すべく、
メンタルコーチと面談。
その面談を受けて彼がやり始めたのが、
【文字化】です。
何となくやってきたルーティンを文字に興し、
評価することによって自分のものにした。
感覚だけでやっていると、
調子が落ちたときに自分を見つめ直せない
と、彼は記者に語っています。
そのルーティンはこちらです。
〈1〉ボールを2度回してキックティーにセット
〈2〉後ろに3歩、左に2歩動く
〈3〉右の手のひらでボールを押し出すイメージで腕を降る
〈4〉中腰になり、「体の真ん中で力を集中させるイメージ」で
両手を体の前で合わせる
〈5〉助走は計8歩。
パソコンでチェック項目を管理し、
10点満点で自己採点。
「感覚で蹴らず、ルーティンにだけ集中する」ことで
成功率を上昇させていったそうです。
ルーティンを文字化していたのは、
五郎丸選手だけではありません。
プロ野球のイチロー選手も、
フィギュアの羽生選手も、
自分がやっていることを文字化することによって、
自分自身を客観的に捉えていました。
羽生選手はジュニアの頃、ジャンプが大の苦手で、
同世代の選手たちよりも
3回転ジャンプを跳べるようになるのが遅く、
大会で負けては号泣を繰り返していたそうです。
その悔しさから、彼は上手な人の
ジャンプをとにかく研究しました。
「助走の軌道は?」
「飛び上がるベクトルは?」
研究で気づいたことをとにかくノートに書き続け、
バラバラにしたパーツを組み合わせては、練習で試し、
毎日のようにスピード、タイミング、
感覚など彼自身が試してみて、
良かったことや悪かったこと、疑問点や気づきを
またノートへ記録していたそうです。
超一流の選手だから、成果が出たのでしょうか??
そんなことはありません。
誰だってきっちりと文字化することができれば、
確実に成果を挙げることができているのです。