親愛なる 和奏(わかな)様


塩です

11才になりました

「1」のロウソク買い忘れたそうです


お空🌈での暮らしは慣れましたか?

ボクは貴方が笑顔なら充分です。


オレはペットショップ

和奏は保護犬


あのね、

父親にオレをどこから迎えたか話した時に

母ちゃんは言われたんだ


「武蔵(シェルティ)を迎える時に、

母犬、父犬、暮らしてる犬舎や兄弟犬を見たのを忘れたのか?

親犬に会わせられないペットショップで犬を買う人間に育てた覚えはないぞ!」って、、


母ちゃんはオレを迎えてから

シリアスプリーダーと繁殖屋が違うこと知ったんだよね



オレの命を迎える覚悟はふんわりしてた


動物愛護法を遵守することや

適正飼養すること

終生飼養すること

迷子逸走防止をすること


店員さんに

「では、ここのチェックボックスにチェックしてください」と促されてチェックした




だけどね、、


保護犬の和奏を迎える覚悟はしっかりしてたよね


迎える前に譲渡条件を何度も何度も読んで

どうしたら守れるか自問自答して

考えて考えて考えて

里親申し込みをしたんだ


家族としての始まりが違ってたんだ



「ずっと一緒にいようね、」

っと、迎えられたペットショップのオレ


「最期の時まで、あなたを守り続けるから家族になろう」

っと、迎えられた保護犬の和奏



看取る覚悟をしっかりもって和奏の里親になった母ちゃんは、オレに対する向き合い方も変わっていった


和奏が来てからは、

オレは可愛い飼い犬から

本当の意味での家族になったんだ


母ちゃんは、

繁殖犬や保護犬のことを知る度に

目を逸らして

見えてないフリ、知らないフリすることも考えたけど


それは、

オレが産まれてから母ちゃんに出逢うまでの日々、から

目を逸らして無かったことにしてしまうことになると

考えて向き合うことにしたから知る努力をした


「保護犬は過去がわからない」って言う人いるけど

ペットショップのオレの過去だって

母ちゃんは知らなかったんだぜ


オレの情報


たくさんの義母兄妹がいて

和奏が保護される前にいたような繁殖場で

生きていた母犬や父犬から産まれたことを

何もかもが指し示していたよ


分かったことは

どこかで4月20日頃に産まれて

母犬から引き離されて出荷され

段ボールの中で、ひとりぼっち

生体オークションにかけられて

ペットショップに納品されて

ショーケースの中だけで生きていたってことくらいだけさ



あと、1つ

オレと和奏には大きな違いがあって


オレは和奏のお兄ちゃんになるまでは

今を生きていることを嬉しいと思ってくれる人は

母ちゃんと父ちゃんだけだった


和奏には、母ちゃんと父ちゃん以外にも

今を生きていることを喜んでくれる人たち

保護団体の人や、保護してもらってから見守ってくれたり応援してくれる人が

たくさんの人がいたよね


そのこと、オレは羨ましくて仕方なかったんだよ


そして、和奏の兄ちゃんになってから

オレにも、見守ってくれる人ができたんだ


和奏、

 オレをお兄ちゃんにしてくれて、ありがとう



わかなー、オレもすっかりシニアだぜグラサン


塩くん 長生きするのよ爆笑


母ちゃんは和奏のこと

「こんなに悲しい思いは二度としたくない」って

1ミリも思わなかったんだって


家族として共に暮らした時間の中で1番幸せだったのは

最期の1ヶ月間なんだって

病院通いも、血便をきれいにするのも

食べるものを探すのも

和奏に出来ることがいっぱいで嬉しかったって



和奏はオレの大切な妹だならね

愛してるよハート