インド映画
「カルキ2898-AD」

2024年 インド168分(IMAX版は180分)
<監督>
ナーグ・アシュウィン
<キャスト>
プラバース
アミターブ・バチャン
ディーピカ・バードゥーコーン
カーマル・ハーサン
<内容>
「バーフバリ」シリーズのプラバースが主演を務め、インド神話の神々が未来の地球の命運をかけて戦う姿を壮大なスケールで活写したSFアクションファンタジー。

西暦2898年。
世界は荒廃し、地上に残された最後の都市カーシーは、200歳の支配者スプリーム・ヤスキンと空に浮かぶ巨大要塞コンプレックスに支配されていた。

ある日、コンプレックスに囚われていた奴隷の女性スマティが、宇宙の悪を滅ぼす「運命の子」を身ごもる。
スマティは反乱軍に助けられてコンプレックスを脱出するも巨額の懸賞金をかけられ、特殊部隊と賞金稼ぎたちから追われる身となってしまう。
コンプレックスと反乱軍の激戦が繰り広げられるなか、一匹狼の賞金稼ぎバイラヴァもスマティを追うが、
6000年もの間「運命の子」の出現を待ち続けていた不死身の戦士アシュヴァッターマンがスマティを守るべく立ちあがる。
プラバースが賞金稼ぎバイラヴァ、「トリプルX 再起動」のディーピカー・パードゥコーンが運命の子を身ごもるスマティ、ボリウッドを代表する俳優アミターブ・バッチャンが不死身の戦士アシュヴァッターマンを演じた。
(映画Com)
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神話の世界からその6000年後(2898年)の世界を描いた壮大な物語!(そりゃ3時間で終わらないのもごもっとも)
映画RRRを超えた製作費110億円の大作。
ローソンユナイテッドシネマみなとみらいにて鑑賞。
当日の観客はパラパラでした。人気ないのでしょうかね?
以前海外在住のブロ友すずめちゃんが、この作品をレヴューしていて気にはなっておりました。待ちこがれていたところ日本での映画館上映。

プラバースが主演しインドの神話とSFが融合した作品、そして莫大な製作費。
それだけでもワクワクして期待してしまいます。
いやぁ~インド映画のSF作品、ここまで来ましたかという感じでした。
映像はなかなか凄い。
ハリウッドに負けず劣らず。
まるで
「スターウォーズ」、
そして

「デユーン砂の惑星」
「マッドマックス」
のワンシーンをパクった?いやいや参考にしたようなシーンもけっこう出てきたりの展開。
確かに映像を観ていてお金がかかっているのはわかります。
そして壮大な物語ということも。
これほどお金のかかった映像作品は、日本ではまず製作するのは難しいのではと思ったりもしました。
ただし、ただしですよ、ストーリ展開が・・・この作品、これまたプラバース主演の大作あの映画サラール(2023年制作)同様、続編があるのです。
本当にこれからが本番、エネルギー全開という良いところで終わってしまうのでした。

また主演の我らがプラバースは賞金稼ぎの役で登場します。
彼はけっこう強いのですがとにかく働くのが嫌な怠け者、コンプレックスに住んで贅沢な暮らしがしたいと日々願っている。
なんかコミカルなキャラで、かっこいい活躍を期待する側としては消化不良。
逆にインド映画のレジェンド、この作品でも重要な人物アシュバーターマン演じるアミダーブ・バチャン。
現在御年82歳なのですが、これがすごいのなんのってプラバースが全くかなわないほど強いのです。
なんたって神様ですからねw
本当に存在感ありました。
マジ凄いのですが、年齢の事を考えると早く続編を製作して欲しいと願うばかりです。
そして3時間近くの作品ですが、ラスト十数分まではプラバース彼の見どころがほとんどなし、そして立ち位置があまりわからずなのです。
刻々と上映時間が流れラスト十数分、
キタァ~~~~~
プラバース覚醒!!
窮地に陥ったアシュバータマン(アミダーブ・バチャン)が、思わず
「カルナ!!」
と叫ぶのでした(カルキではありません)。
かっこいい!
おぉ~~これですよ
という感じだったのです。
鳥肌が立ちましたw
それまでの、約2時間30分オーバーの物語は何だったのでしょうねw
続きはこれから製作されるようなので、日本で公開されることはまだまだ先のようです。

扱っている題材は良いので脚本にもっと切れがあればこんなに間延びしなくてもいいかと思うのですけれど。
予備知識がなくても、映画「RRR」や「バーフバリ」のようにグイグイと物語の世界に文句なく引き釣り込むエネルギーはちょっと少なかったかと思います。
でもインドでは大ヒットしたのですから、話のベースになっているインド二大叙事詩のひとつ「マハーバーラタ」を知っているかがポイントなるでしょう。
その点を少し予習しておくとこの物語の面白さ深さを堪能できることだろうと思います。知らなくてももちろんこの壮大な世界観は感じることはできるはずです。
今作だけではちょっと予習不足で不完全燃焼でしたが、続編は必ず観ますし、期待しております。
続きを期待して
5点満点中3.7
(画像すべてお借りしました)
そうそうこの作品の中でインドの俳優さんや監督がカメオ出演しているようです。すずめちゃんからの情報にあった、あのラージャマウリ監督もでていたことすっかり忘れていました。
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(おまけ)
そしてもう少し詳しくマハーバラータと今作品について解説しているサイトがありましたので興味がある方はご覧くださいね。
『カルキ 2898-AD』とインド神話「マハーバーラタ」のつながりとは!?これさえ知っていれば映画が120%楽しめる!
さてさて、この作品は日本人ではなかなか背景が難しかもしれません。
ただインドでは超メジャーな話がベース。先程も少し記述しましたがなんたってこの作品、インド二大叙事詩のひとつ、バラタ族にまつわるインド神話の叙事詩「マハーバーラタ」がベースになっていて壮大な神話とSFの融合した大作でになっています。
マハーバラタを知らなくても楽しめるとは思いますが、多少は知っているとより楽しめるかと。
「マハーバーラタ」の話の中での対立軸では善と悪で分けるとプラバースやアミダーブバチャンが演じる人物が属するグループは悪いほうで、対する相手コンプレックス側のモデルとなるグループは善なんですよね。
時代とともにその評価が変わっていたり、悪のグループでも人気のキャラがいたりするようです。
また「映画RRR」の二人の主人公ラーマとビームですが、それぞれは「ラーマヤナ」のラーマと「マハーバーラタ」のビーマの神々がモデルにもなっております。
そのビーマはこの映画の中では悪者のほうのグループなんですよ(ラーマヤーナでは善のグループ)。
とらえ方で色々なところが面白いです。
その対立軸のグループ記しておきます。
パーンドゥ王の王の息子である五王子(パーンダヴァ)と、その従兄弟であるクル国の百王子(カウラヴァ)の間に生じた長い確執と、クル国の継承を懸けたクル・クシェートラにおける大戦争を主筋とする。

18日間の凄惨な戦闘の末、戦いはパーンダヴャ側の勝利に終わったものの、両軍ともに甚大な被害を出す。
大戦時における両陣営の主な戦士の構成は以下の通り。
《パーンダヴャ側》
ユデッシュティラ、
ビーマ、
アルジェナ、
ナクラ、
サハデーヴァ(以上が五王子)、
クリシュナ、
ドルバダ王、
ドリシュタデュナム、
シカンディン、
ガトートカチャ、
アビマニュ。
《カウラヴァ側》
ドゥルヨーダナ、
ドゥイフシャーサナ他(百王子)、
ドリタラーシュトラ王、
ビーシュマ、
ドローナ、
アシュヴッターマン、
カルナ、
クリパ、シャクニ等。
(ウィッキペディア参照)
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ヒンドゥ教の重要な神々
とくにヴィシュヌ神は最高神として崇められているようです。
また今作品の最初のほうで登場するヴィシュヌ神は様々なアヴァターラ(化身)を使い分けて地上に現れます。
中でも10のアヴァターラが重要なのだそうです。
その中に今作品のタイトルである「カルキ」も存在しています。
ちなみにお釈迦さまブッタもそうなんですよ。
10のアヴャターラ:
マツヤ、
クールマ、
ヴァラーハ、
ナラシンハ、
ヴャーナマ、
パラシューラーマ、
ラーマ(ラーマヤーナのキャラクター)、
クリシュナ(マハーバラタのキャラクター)、
ブッタ、
カルキ
(翼の生えた白馬とともに現れる最後のアヴァターラ。宇宙を更新するためにカリ・ユガの終わりに登場するとされる。)




















