映画「博士と狂人」 | ほくとの気ままなブログ

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映画「博士と狂人」

 

 

 

2019年 アメリカ 124分

 

<監督>

ファラド・サフィニア

<原作>

サイモン・ウィンチェスター:ノンフィクション「博士と狂人―世界最高の辞書 OEDの誕生秘話」

 

<キャスト>

メル・ギブソン、

ショーン・ペン、

ナタリー・ドーマー、

エディー・マーサン、

ジェニファー・イーリー

 

<内容>

貧しい生い立ちで学士号を持たない異端のイギリス人学者マレー(メル・ギブソン)と、精神を病んだアメリカ人の元軍医マイナー(ショーン・ペン)は、世界最大の英語辞典の編さんを通じて盟友となっていく。

しかし、英国の威信をかけたプロジェクトに犯罪者が協力していることが判明すると、編さん事業は行き詰まってしまう。やがて、時の内務大臣ウィンストン・チャーチルやイギリス王室をも巻き込む事態へと発展していく。

(シネマトゥディ)

 

 

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初版発行までに70年の歳月をかけたといわれている、世界的に著名な「オックスフォード英語大辞典」の誕生にまつわる数奇な実話をつづったノンフィクション小説を映画化。

 

11月14日みなとみらいキノシネマにて鑑賞。

この日は先日記事アップしていますが、姪っ子甥っ子と食事して映画でもとのことで、最初は「鬼滅の刃」でも観ようかと思っておりましたが、甥っ子がどうも好みではなさそうでしたので、この作品に変更で鑑賞した次第。

 

 

辞書編纂に関わった男の友情物語!

 

 

実話をベースにしたドラマ、あのオックスフォード英語大辞典の誕生にこのような出来事があったとは全く知りませんでした。

そしてオックスフォード大辞典、その物も同じくではありましたがw

 

 

貧しさのために独学で言語学博士になったスコットランド出身のジェームズ・マレーをメル・ギブソンが演じ、

 

 

南北戦争のトラウマから妄想に取りつかれてしまった元軍医。その彼が間違って人を殺してしまい、精神疾患者として精神病院へ投獄されるウィリアム・チェスター・マイナーを演じたのがショーン・ペン。

 

二人の演技はなかなか素晴らしかったです。

特にショーン・ペンの精神疾患をかかえているマイナーの演技は迫力ありました。

 

 

しかし編纂作業がこれほどまでに大変だとは思ってもいませんでしたね。

コンピュータなどがなかった時代、これほどまでの労力が費やされていたとは、圧倒されました。

 

 

抜群の語学能力がある在野の博士号を持たないスコットランド人の研究者と、殺人犯であり統合失調症の元アメリカ軍医。

何かのきっかけがなければ交わることのない二人だったでしょう。

マレーが編纂に行き詰ってきた時に、超人的博識のあるマイナーが病院から助け舟を出すことになり、そこから飛躍的に編纂業務が進んでいきます。

 

 

殺人犯そして超越した博識者といえば、あのレクター博士を思い浮かべてしまいましたが・・。

 

 

またこの二人に、マイナーにご主人を殺されてしまった、未亡人イライザ(ナタリー・ドーマ)家族が関わってきます。

どうしてマイナーに殺されてしまったかを少し説明しますと、マイナーはイェール大学を卒業し南北戦争で北軍に従軍した軍医。

しかし捕虜の顔に焼印を押した行為の罪悪感から、顔がただれた男が追ってくるとの幻影に悩まされていた。

そんなある夜に、ただれた男と無関係の男を間違って、その妻イライザの前で射殺してしまいます。

 

最初は、夫を殺したマイナーからの贖罪を拒んでいたイライザですが、幸せを手に入れるためには文字を読める事、知識を得ることは最大の武器になるという彼の言葉に心動かされ、文字を教わり心を開いていきます。

ある時、彼に対して感謝の意味も込め、文字の読み書きもできなかった彼女が手紙を渡します。

そこに書かれていたのは、

「If love....Then what?」 

もし愛なら、そのあとに続くものは何?という手紙でした。

なかなか感動的なシーンでした。

 

 

ただしそのあと、マイナーのとんでもないシーンがでてきてビックリしますが!!

 

イライザが、マレーとマイナーの仕事の進行に重要な役どころになっていました。

 

 

また名バイプレイヤーとして、マイナーに協力的な看守役マンシー演じるエディー・マーサンもエッジが効いていましたね。

 

 

話はマレーと精神が落ち着いてきたマイナーのタッグで順調に編纂が進んでいくように思っていた矢先に、またマイナーに幻覚症状がでてきて中断してしまったりしながら話が展開されていきます。

 

しかし、穏便だった病院長がマイナーの幻覚症状がぶり返したときに、強硬手段をとって治療はひどいものでした。

水をひたすら飲ませ吐かせる、この拷問の様な治療が繰り返し行われ。

その結果逆に精神が崩壊してゆくことになるのでが・・。

そしてその俳人になっていくマイナーを救うために、あのチャーチルがでてきたりと・・・・。多少話をいそがせてしまっていましたが、しかたないかな?

 

↑マレーご本人

 

↑マイナーご本人

 

 

サスペンス的な前半と後半にかけてのヒューマンドラマ、なかなか重厚感もある内容で面白かったです。

ただ、メル・ギブソンのの影がちょっと薄くなってしまったのは残念かも、ショーン・ペンの怪演があまりにも激しく、マイナーの物語にもなっているようにも思えてしまいましたがw

(写真すべてお借りしました)

 

5点満点中3.8