第四十五回 アカデミー賞 作品賞 映画「ゴットファーザー」 | ほくとの気ままなブログ

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第四十五回 アカデミー賞 作品賞 受賞作品 

 

映画「ゴットファーザー」

 

 

 

1972年 アメリカ 177分 

 

<監督>

フランシス・フォード・コッポラ

 

<音楽>

ニーノ・ロータ

 

<原作>

マリオ・プーソ

 

<キャスト>

マーロン・ブランド(主演男優賞)、

アル・パチーノ、

ジェームズ・カーン、

ロバート・デュバル、

タリア・シャイア(タリア・コッポラ)

ダイアン・キートン

 

<内容>

夏の陽射しが眩しいコルレオーネの屋敷。そこで行われている彼の娘コニーの結婚式からこの物語の幕は上がる。

 

華やかな音楽も届かない書斎では、ブラインドが降ろされ、その中でドン・ビトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)が友人たちの頼みごとを聞いていた。彼は相手が貧しく微力であっても助けを求めてくれば、親身になってどんな問題でも解決してやっていた。

 

彼への報酬と言えば、ささやかな友情の証と、“ドン”あるいは“ゴッドファーザー”という尊称だけ。そしていつなりとも彼の呼び出しに応じ、恩を返せばよかった。これが彼らの世界であり、その掟であった。そんなある日、麻薬を商売にしている危険な男ソロッツォが仕事の話を持ちかけてきた。政界や警察に顔のきくコルレオーネのコネを必要とした判断からだった。しかしドンはその話を丁重に断る。彼はドンさえ殺せばこの取り引きは成功すると鋭く見てとり、その日以来機会を狙っていた。そして早い冬の夕暮れ、一族の経営しているオリーブ・オイル社から出てきたドンは、街頭でソロッツォの手下に襲われた。銃弾を何発もうけたが、強靱な彼は一命をとりとめる。これは、ドンが築いてきた強大なコルレオーネ帝国とその支配力に対する初めての挑戦だった。ソロッツォの背後にはタッタリア・ファミリーがあり、すでにニューヨークの他のファミリーも動きだした。こうして1947年の戦いは始まってゆく……。
 <allcinemaより抜粋>

 

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個人的には、ものすごく好きな作品というわけではないのですが、今回改めてみて、この映画、ストーリー、役者の演技、音楽、撮影等など三位一体どころか四位いや五位一体位ガチッと歯車がかみ合ったすごい作品だと再認識。

 

 

今回久しぶりに再鑑賞して、

ソニーの銃撃シーン、

あのお馬さんのシーン、

マイケルの逃亡先でのあの車のシーン

等など印象に残っていたシーンやほとんどストーリーもわかっていても、見ごたえありました。

 

マフィアの家族をテーマにしていて、けっして内容は明るくはないので好き嫌いは出るかもしれませんが、個人的にはおもしろいし、名作だと思います。

 

オープニングの映像からひきつけられていきます。

薄暗い画面から映し出される映像は、まるでレンブラントの絵画を思わせるような陰影。

そしてラストシーンまで、ひとことでいうと重厚な感じの映像の連続です。

そこに、映画音楽の巨匠ニーノローターの「愛のテーマ」や「ワルツ」がこの映画の世界観を広げていきます。

 

暴力と家族の一大叙事詩ともいうべきでしょうか。

 

 

もうあまりにも有名な映画ですし、すごい作品なので、そのすごさ魅力をうまく語りつくせません。

ですから、映画ゴットファーザーあるある!!Www

 

 

 

(ゴットファーザー、トレビア)

 

●当初、マイケル役にはロバートレッド・フォードの起用を制作サイドでは押していたようですが、コッポラは大反対して当時無名のアル・パチーノを起用。大正解だったと思います。レットフォードじゃイタリアのイメージないしw

 

●ロバート・デ・ニーロがソニー役でオーデションを受けていますが落選。

しかしパート2でビトーコレルオーネ役で抜擢しています。

 

●マーロン・ブランドに可愛がられていた猫、オープニングのシーンでは気持ちよくなったせいか喉をゴロゴロ鳴らしてしまい、マーロンブランドの声が聞き取りにくくなってしまい、結局そのシーンはアフレコになったよう。

 

●原作のビトーの容貌に似せるために、マーロン・ブランドは口に綿を含ませて顔を変えた。

 

●監督のコッポラは、最初125分の作品として編集したが、パラマウント側から「もっと長くしろ」と要求された。普通は短くしろなんですけれどねww

 

●最初制作サイドから映画画面が全体的に暗いと指摘される。

しかしコッポラは、ファミリーの仕事の後ろ暗さを強調するためと反論。

その結果は暗くしたことで良い重厚な映画に仕上がっています。

 

●馬の頭のシーンは本物を使用。

でも劇中に登場している馬ではなく、馬肉で製造されるドックフードの製造工場から調達されたものを使用。

動物愛護運動家から抗議があった際に、コッポラは、次のように語ったようです。

「映画ではたくさんの人が殺されているのに、みんな馬のことを気に掛ける」「セットでもそうだった。馬の首が届くと多くの動物好きのスタッフが動揺した。犬が好きな連中だ」「その犬の餌のために1日で200頭の馬を解体するペットフードの製造業者から首を調達したというのに」。

 

●パン屋のエンツォ(ガブリエレ・トレ)がビトーを見舞うため病院を訪れる。

その際にマイケル(アル・パチーノ)に頼まれ、ポケットに銃があるフリをしてボディガードになりすまし、病院の前にマイケルと一緒に立つ。

彼はほとんどカメラの前での演技を行ったことがなく、このシーンで通り過ぎるマフィアの車を警戒するときの身震いは本物だったよう。

けっこう画面でも震えているのがわかります。

緊張が良い結果になったとはww

●ラスベガスでホテルを経営する、モー・グリーンは、実在のがギャング、ベンジャミン・シーゲルがモデルのよう。

 

●歌手役のジョニー・フォンテーンはフランク・シナトラがモデルのように思われていますが、原作者によるとそうではなかったようです。

でも世間はそう見てしまったみたいでフランクシナトラは憤慨したそうな。

 

●ニーノ・ローターの音楽がクラシック調になっていたために、プロデューサーからもっと親しみやすいものに変えてほしいと反対にあったよう。それをかたくなに拒んだコッポラ!後世に残るような音楽になっていますからね。流石です。

 

●マリオ・プーソの原作は、ロシアの文豪ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を原案にしているようです。

なるほどねぇ、この作品が重厚になるわけです。

 

●敵のマフィアのドンを階段の下から打ち落とすシーンが出てきますが、ここは私のブログでも以前紹介したことがあるソビエト映画「戦艦ポチョムキン」のあの有名な「オデッサの階段」シーンを意識したそうです。

階段から落ちることを権力の喪失にたとえているのでしょう。

劇中に映画プロデューサとの会話の中に「どうだい、見事な馬だろう」「ロシア皇帝でも買えない馬だ」と語っていますね。

この辺がロシア、ソビエトに下敷きがあることをさとらせています。

 

好き好きは別として、素晴らしい映画だと思います。

 

5点満点中4.4