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 誰しも老化は避けられないが、自分は実年齢より若いと感じ続けることが、記憶力や認知能力を維持するのに役立つ可能性がある、との研究結果が明らかになった。この研究は、医学雑誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・ジェリアトリック・サイコロジー」の11月号に発表される。



 フランスの研究者が行った「主観的年齢と認知能力:10年間プロスペクティブ研究結果」と題するこの研究では、BMI(肥満指数)が低く活動的な人に、自分が実年齢より若いとのイメージを持ち続けている人が多いことが突き止められた。



 研究では、1990年代半ばに行われた広範な調査に参加した50歳から75歳の男女1352人のデータを分析。これらの男女は、その際に自分が普通何歳ぐらいと思っているかや、ゆったりした運動や本格的な運動をどの程度の頻度で行っているかについて質問された。また、持病などについての情報も記録された。



 最初の調査から約10年後に、記憶や複雑な仕事を計画、実行する脳の機能を試験する認知能力の分析が行われた。その結果、実験参加者は自身の実年齢より平均して19%若いと感じていることが分かった。全体としては89%が実年齢より若く、11%が逆に実年齢より老いていると感じていた。この老いていると感じているグループは、若いと感じているグループより、記憶力と認知機能のスコアが25%低かった。



 若く感じることと、より良い記憶や認知機能の関連性は、性別や学歴、婚姻状況、持病の有無などとは無関係だった。この研究者らは実年齢より老いていると感じている人々は、それが認知症に結びつく初期の認知障害の兆候の可能性もあるとして、観察が必要な可能性もあると警告している。



 ただこの研究の欠陥は、実験参加者の社会ネットワーク、うつ病歴、薬の服用状況、認知能力に関するレジャー活動状況が考慮されていなかいことだ。





By Jason Schneider