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タブレット型端末「iPad(アイパッド)」の新機種は米アップルの成長加速にはそれほど寄与しないかもしれない。だが肝心な点はほかにある。
アップルが16日発表した「iPad Air(エア)」と「iPad mini(ミニ)」の新機種は、高級タブレットを求める年末の買い物客や、既にiPadを利用していてアップグレードを考えている消費者の関心を引きそうだ。
だが格安端末に満足している消費者は呼び込めそうにない。アップルは初代のiPad?miniを249ドルに値下げした。このアップルの最も低価格のタブレットでも、99ドルで手に入る米アマゾン・ドット・コムの「キンドル・ファイアHD」に比べると価格は約2.5倍だ。
アップルの主力製品は、依然として売り上げと利益の半分余りを稼ぐスマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」だ。iPadの売り上げは2010年の発売から急拡大していたが、ここへ来て伸び悩んでいる。過去2四半期の販売台数は前年同期に比べて減少した。アップルの来週の7-9月期(第4四半期)決算発表時には、iPad販売台数がさらに落ち込んだことが明らかになる見通しだ。
来週公表される数字には確かに新型iPadは含まれない。だが新機種は、デザインはやや見直されたものの、販売動向を大きく変えるには至らないだろう。米調査会社IDCによると、今年の世界のタブレット販売は6.5%増加する見通しだ。発展途上国での低価格端末の販売がこの伸びの大部分を占めるとみられている。
アップルはこの市場セグメントを極力避け、高級端末の地位を維持している。アップルは今年、タブレットの平均販売価格(ASP)を440ドル以上と、IDCの試算による市場平均(306ドル)を大きく上回る水準に保つことに成功している。
投資家はこうした状況を踏まえて、iPadをアプリケーション、サービス、その他のコンテンツを販売する窓口になる、収益性の高い端末ととらえるべきだ。iPadの販売の伸びが微々たるものにとどまったとしても、これはアップルの強みだ。
By Dan Gallagher
引用:新型iPadの真髄
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