すごかった…って言う余韻を楽しみました。
ヒトミです、こんにちは。
(ヒトミって誰?って人はこちらからどうぞ)
いつも見てくださりありがとうございます。
ヒトミの温泉グルメ日記は、ヒトミが行ってよかった美味しいお店、素敵な温泉(こちらはやや少なめ)を紹介しています。読んで、食べたい!美味しそう!入って見たい!を感じてもらえたら嬉しいです。
ブログよりも早めに情報をアップしています。
ラグジュアリー感は保ちながら、前よりも肩の力が抜けて、抜群に流れの良くなり、お料理がグッと引き立つ感激のコースをいただきました。
祇園呂色
祇園の花見小路と四条通りが交わる交差点にあるビルの5階にある祇園でミシュラン1つ星に輝いたお店です。以前オープンしてすぐの頃伺ったことがあるのですが、最近また良い噂を聞いたので、再訪することにしました。

エレベータを降りた瞬間から呂色は始まります。
店名の「呂色」は黒漆の濡れたような深く美しい黒色という意味で、そこにこちらのオーナー小霜シェフは、呂色のようにぶれない心と、新たなる挑戦という思いを込めたのだそう。奥へと長い店内を貫く漆黒の一本のカウンターは年月を重ねながら美しさを保ち続けていました。圧倒される世界観です。
呂色の小霜シェフとは
小霜浩之シェフは、1989年よりリーガロイヤルホテル(大阪)にて19年間研鑽を積み、リーガロイヤルホテル史上最年少(33歳)にて、グランメゾン・シャンボール(小倉)のシェフに就任するという、料理の神様に恵まれ生まれてきたような方です。その後、
2009年3月より京都フレンチレストラン ドゥーズ・グーにてシェフを務め
2012年5月、Koshimo Plusを立ち上げ、ミシュラン1つ星、人気店に育てる
2017年11月、祇園 呂色を立ち上げ、現在に至っています。
コンクールにも積極的に参加され、輝かしい実績を残しています。
第2回 エスコフィエ フランス料理コンクール 準グランプリ
第3回 エスコフィエ フランス料理コンクール 村上信夫賞
第41回 ピエールテタンジェ国際料理コンクール ファイナリスト
2009 ボキューズドール国際料理コンクール 日本代表ファイナリスト
2011 ボキューズドール国際料理コンクール 日本代表選考会 第2位
2013 ボキューズドール国際料理コンクール 日本代表ファイナリスト
フレンチの料理人でもある小霜シェフですが、呂色では、フレンチの技法に囚われずに素材を生かして自由に美味しく食べて欲しいという重いから「フランス料理」とは掲げていません。(食べログではカテゴリーが「フレンチ」になっていますが)
以前行った時も素晴らしいな〜と感激していたのですが、今回伺ったらさらにさらに洗練されたコースになっていましたので、ご紹介しますね。
夜コース20,000円
丹後の舞茸 鳥貝 スープ
こちらはサービスのスープ。
京都府からぜひ京都の舞茸を宣伝して欲しいとつくられたのだそう。
一口いただく前から漂う舞茸の香り。そして口に含むとその舞茸の透き通るように凝縮された旨味にハッとします。
コースには標題が書かれていて、それに沿って進められていきました。
「温石」
よもぎのソースを使った与謝野米のリゾット。上に白魚、そして仕上げにライムの皮を散らして。お皿を置かれた時にふわりと薫るライムとよもぎ。まろやかな中にほのかな青さが春を感じるスタートです。懐に暖めた石を入れ暖を取る「温石」のように体を温めてほしいという願いが込められています。
昇華
ギザギザとちぎれたような器にドキリ。
スープは、普段はテリーヌやソテーでいただくことの多いフォアグラ。滑らかでさらりとしたスープはフォアグラの香りがしっかり。これだけでも美味しいのですが、スプーンをお皿の下を滑らせるように掬うとその瞬間閉じ込められていた
トリュフのピューレの芳醇な香りが広がります。
まさに、昇華。単なる高級食材の組み合わせ、ではなくてさらなる高みへと昇華された一品でした。
大地と海
こちらのお店のスペシャリテとも言える一品。
普通のは6%だけどこれは2.8%だという塩分濃度が低いラトビア産のキャビア。半分ほど口に含めばイメージよりも遥かにしっかりとした旨味が広がリます。残りのキャビアは、卵の中へ。ここで海の卵と、陸の卵が出会うのです。卵の殻の中には京都平飼い卵の卵黄のソース、ウニ、そしてほろ苦い菜の花のソースが入っていて、キャビアが加わるとため息が溢れるおいしさです!
エシレバター
自家製ライ麦パン
シンプルにお料理の邪魔をしないけど、寄り添ってくれる美味しいパンでした。
芽吹
レンコンチップスで作った花籠に、無水調理をして旨味を凝縮した野菜をたっぷりつめこんだ一皿。お水を使わず仕上げているから水っぽくならず旨味がしっかり。にんじん、うるい、タラの芽フリット、あかしそ新芽、マジョラムの香りがアクセント。
野菜だけのお皿なのに、物足りなさがないのは、きっとさまざまな調理法で仕上げているから。芽吹きの春はもうすぐそこですね。
威勢
伊勢海老です。
ラグジュアリーなレストランだけど、まるでダジャレ?言葉遊びのようなメニュー。
だけど、この日一番心に残ったのはどれ?と聞かれれば私はこれと答えるほど美味しかったです。
レアにプリッと火入れされた伊勢エビに濃厚な旨味のアメリケーヌソース、まったりした風味のカリフラワーのピューレ。ここに爽やかなハーブエスラゴンとミント黄金色のカラマンシービネガーを煮詰めたソースをかけて。複雑な掛け合わせなんだけれど、不思議と全てが口の中で融合して力強く弾けます。美味しい、、、、。この口で終わりたい。
余韻
私の心の中を見透かしたのかなと思うほど、見事な余韻を見せたスープ。
伊勢エビのみそで出汁をとったスープといわゆる茶碗蒸しのようなロワイヤル。
複雑な旨味を口に残しつつも、スープでまろやかに整え、つるんとしたロワイヤルで、旨味をまろやかに仕上げていきます。
清々
ここで一旦お口直し。
すだちのグラニテ ジュを絞って
鮮やかな酢橘の酸味でパンと目の前がひらけたかのよう。
ここからメインです。
生命
但馬牛ランプの炭火ロースト。
シンプルに見えるのだけれど、同じ牛のスジからとった肉汁をかけながら、炭火でじっくり焼き上げています。シンプルなんだけれど旨味がしっかりしていて風味豊か。木の芽が爽やかなアクセント。
美しいカットの丹波大黒本しめじはエシャロットきにら 春菊を挟みオイルを乗せてじんわり焼き上げて。オイルが染みてアヒージョみたいな美味しさです。
結び
お料理ラスト。結びは、なんとラーメン。
七谷鴨を丸々炊いてコンソメを作り、そこにデュラムセモリナ粉の中華そばを合わせて九条ネギを散らした一品。料理屋さんが作ったラーメンって、実は専門店ほど美味しいところ少ないのですが笑、こちらは澄み切った美味しさで、絶品でした。
共鳴
手前のあったかいお皿はアップルパイを分解して組み立てた一皿。 「グラニースミス」という青リンゴのソテー、パイ生地 バニラフレーバーのクリームとシャンティクリームをのせて。
奥はつめたいお皿。
アールグレイティーアイスにエピス (シナモンジンジャー)を効かせて。
別々で食べても美味しいんですが、これを交互に口に運ぶ事で、口の中でアップルパイが仕上がる仕掛け。
その味の変化はまさに共鳴。最後の最後まで驚きをくれるコースです。
金塊
フィナンシェ。
フィナンシェの形の由来が「金塊」なので納得のタイトル。プレーンと柚子の小さな一口サイズ野フィナンシェは焼きたてほやほやで、焼き立ての美味しさを味わえます。
ミントティー
ミントの他複数のハーブをたっぷり入れたミントティーはフレッシュで爽やかです。
前にはあったお肉のプレゼンテーションなど写真映えする派手な事はそぎ落とし、シンプルになっていました。ですがその分、お皿の中での味や香りの変化、お皿の構成の緩急、コースの流れがとてもスムーズで、よりお料理に対して向き合えるような構成になっているなと感じました。
何がどうなのか、まだはわからないのですが、流れるようなリズムのコースは、これまでいただいたコースのお料理の中では随一。本当に素晴らしかったです。
ジャンルを問わないお料理に向き合い、和やかな雰囲気の中お食事を楽しみたい方にオススメのお店です。
祇園 呂色 (フレンチ / 祇園四条駅、京都河原町駅、三条京阪駅)
夜総合点★★★★★ 5.0
祇園 呂色
050-5595-0262
京都府京都市東山区花見小路四条西入ル北側266 井澤ビル 5F
ランチ 12:00〜15:00
ディナー 18:00〜or 19:00〜