●愛する亡き人からの合図。


アメリカの霊能者の所には、さまざまな相談が舞い込みます。

多い相談の1つは、愛する亡き人の事を知りたいというものです。

例えば、生前の事を謝りたい。とか

あの世で元気にしているのか?とか、

今でも私の事を心配しているのだろうか?とか

何か今の私にアドバイスしてもらいたい。など。



ある時、一人の女性が、

1年前に亡くなった愛する母親について尋ねてきました。


さっそく霊能者の霊視が始まりました。


まず、霊能者の方が言ったのは、

「今、お母さんはマイクと一緒にいるそうですよ。」と言うと、

女性は「ああ、マイクは多分、母の父親の事ね。」と言った。

またお母さまは、オリバーという名前を3回言ったと言う。

すると、女性は「はい、オリバーは昔、母が可愛がっていた亡き猫ちゃんです。」という。

「オリバーも側にいるそうよ。」と霊能者。


普通は、見ず知らずの相談者のお祖父さんの名前や飼い猫の名前を言い当てたら、

相談者の方は、驚いて本当に母親と連絡しているんだ。と思う所ですが、

彼女は微動だにもせず、淡々と霊能者の言った事を聞いていました。


また、霊能者の方は彼女に、お母さんからのメッセージとして、

「仕事で行き詰まったら、たまには旅行に行きなさい。」

と言っていますよ。と伝えた。


その他にも、色々な情報を伝えたのだが、

彼女は感激もせず、ただ黙って聞くだけだった。


それは、まるで霊視をまったく信じていない人の振る舞いに似ていた。


しかし、最後の方で、状況は一変した。

霊能者の方が、こんな事を言った時だった。

「お母さんは、何回か、

 Ellie。 Ellie。って言ってるんだけど、意味分かりますか?
」


すると、女性は激しく泣き出したのである。

今のいままで、能面の様に冷静沈着だった彼女が、

急に大泣きし始めたので、そばにいた私もビックリである。


何が起きたんだ?

Ellieとは、いったい何なんだ?







しばらくして、落ち着いた彼女は、こんな事を話してくれた。

お母さんは、生前とてもゾウが好きで、

2ヵ月に一度はゾウを見に動物園に行っていたほどだったという。

英語でゾウの事をElephant(エレファント)と言うが、

アメリカでは、親しみを込めてElephantの事を、Ellieと言ったりする。


それだけでは無かった。


実は、お母さんが亡くなる一か月前、

二人は、こんな約束をしていたのである。

「もし、母さんが亡くなって、

 再び貴方の前に現れる様な時があったら、

 Ellie って、合図送るわ。
いいわね。」


霊能者の方いわく、そういう合図を生前交わしておくと、

実際に霊視の時に、言われる事があるという。








彼女の突然の涙は、

本当に、愛するお母さんと再会出来たという感激の涙だったのである。


END