●貴方や家族が風呂場で死なない為に。


今日は何を書こうかと、ニュースを見てみると、

アイドルの中山美穂さんが亡くなったという。

昨日まで元気だったのに、中山さんが待ち合わせに来なかったため

事務所の関係者が自宅を訪れたところ、

 

浴槽内で座ったまま倒れている中山さんを発見し、

その後、駆けつけた医師によりその場で死亡が確認されたという。

死因は明らかな外傷などがないので、

ヒートショック」や「ヒートショック」になって溺れた可能性があるという。


厚生労働省は入浴中の急死は毎年約 19,000 人を超えていると推計しています。

これは、全国の交通事故の死亡者数が2839人(2020年)なので、

交通事故死の6.7倍の人が、風呂場で亡くなっているのです。

つまり、家の中のお風呂は、

家の外での交通事故の6.7倍の確率で死の危険があるです。


そして、風呂場で死ぬのが多いのがこの12月1月なのです。





そもそも、

浴槽内で死ぬヒートショックというのは、何でしょうか?

ヒートショックとは、

急激な温度変化の影響で血圧が大きく変動し、

その結果として血管の病気が起きたり失神したりする状態の事です。



①■まず、貴方がリビングや部屋にいる時は、暖房や厚着をしていて、
  貴方の血圧は安定しています。

②■しかし、暖かいリビングから寒い脱衣所へ移動すると、

  血管が縮んで貴方の血圧が上昇します。

③■その寒い脱衣所で衣服を脱ぎ、裸になる事で更に貴方の血圧が上昇します。

④■さらに、風呂場に入ると、冷たい風呂場の空気と冷たい床で

  足が冷え更に血圧が上昇

⑤■そして、貴方は寒いから、すぐに浴槽の熱いお湯に浸かり、

  貴方の血管が急激に広がり血圧低下。

⑥■血圧が急激に低下すると、めまいやふらつき、意識消失などの

  健康障害が発生し、短時間で血圧が乱高下する事で、

  心臓や血管に大きな負担がかかり、心筋梗塞や不整脈、脳梗塞、

  脳出血といった心血管疾患を引き起こす原因となります。

⑦■ヒートショックになり、貴方の死体が浴槽内で発見される。




芸能人の方々も、かなりヒートショックや熱中症などで、

風呂場で亡くなられています。


古い所で言うと、

グループサウンズの人気バンド「ザ・ジャガーズ」のボーカル岡本信さん(59)が、東京都北区の自宅マンションの浴槽の中で見つかった。



俳優の故二谷英明さん(享年81)の妻で、

映画やテレビドラマで幅広く活躍した女優の白川由美さん(享年79)が

2016年6月14日に自宅の浴室で倒れ、心不全により死亡が確認されました。



俳優の平幹二朗さん(享年82)が2016年10月23日に

自宅浴槽にて死亡しているのを訪れた家族により発見されました。 



初代中村獅童の妻であり、二代目中村獅童の母である小川陽子さんが、

2013年12月17日の朝に自宅の浴槽に浸かった状態で死亡しているところを家族に

発見され、心不全のために73歳で急逝しました。




みなさんは、一時期サザエさんの波平役(お爺ちゃん)の声が

急に変わったのをご存知でしょうか。

実は、長年サザエさんの波平役をやっていた声優の永井一郎さん(82)が、

2014年1月27日に宿泊していた広島市内のホテルで浴槽内でぐったりしている

ところをホテルの従業員に発見され、病院へ運ばれたが、間もなく死亡した。




「男はつらいよ」シリーズなどでお馴染みの俳優・佐藤蛾次郎さんが、

自宅で亡くなっていた事がわかった。78歳だった。

捜査関係者によると、10日の午前10時すぎ、訪れた親族が

浴室で動かなくなっている佐藤さんを発見。

119番通報したが、その場で死亡が確認されたという。



戦後初の三冠王に輝きヤクルトや阪神、楽天で監督を務めた野村克也さん(84)は

2020年2月11日に自宅の浴槽に入った状態でぐったりしているところを、

家政婦に発見され、病院に救急搬送されましたが、

蘇生されることはなく、病院で死亡が確認されています。




では、風呂場で死なない為には、どうしたらいいのでしょうか?


①■まず、風呂の温度を39度~40度にする方法があります。
42度のお湯に10分つかれば、
36度だった体温が38度近くまで上がるという。
42度のお湯に10分つかっていると、顔から汗がだらだら流れますね。
汗が流れるという事は、体温が上がっているという事。
頭以外は湯船の中にあるため、放熱のしようがありません。
その熱を体の外に放熱ができない状態になり、

血圧低下が起こった結果起こるのは熱中症です。
風呂場で熱中症になると、ボーっとする意識障害が起こり、

身体に力が入らなくなります。
そうなると自力で湯船から外に出ることができなくなるので、
そのまま溺れて死ぬ訳です。

②■でも、40度以下では満足できないという方も多いでしょう。
私もいつも41度ですから・・・
私を含めてそんな方に、多くの専門家が勧めるのが、
湯温41度で10分以内という入浴です。
どうしても、42度以上で、長くつかりたいという人は、
5分湯船に入ったあと、体を洗うなど一旦湯から上がり、
その後また5分間湯に入るという方法す。
一度湯から上がる事で、体温が低下する為、
体への負担を大きく減らすことができるのです。
キッチンタイマーなどをお持ちの方は、

風呂に入りすぎないようにタイマーをかけましょう。

41度の方は、10分以内。
42度の方は、5分以内。

中には、43度以上を好む人もいるでしょう。
しかし、深部体温と熱中症の分野の権威である
千葉科学大学の黒木尚長教授が、
「人間の体温は、40度以上になるとそもそも脳が耐えられず、
 意識障害を起こします。その後も体温が上昇し続け、
 42・5度を超えると次は細胞が死滅していくそうです。


③■大塚製薬の研究データでは、41度の風呂に15分間入浴すると、
約800ミリリットルの水分が失われると報告されています。
体が脱水状態になると熱中症が重症化しやすく、
また風呂あがりであっても血液の粘度が高まって血栓ができやすくなります。
そこでお勧めなのが、
入浴前にコップ1杯程度の水分補給をしておく事。
その時、管理栄養士の望月理恵子さんは「白湯か、温かい麦茶」を推奨していて、
特に麦茶は大麦を煎った時に生まれる香り成分のアルキルピラジンに、


血液の流動性を高める働きがあり、
血栓ができるのを防ぐ効果が期待できるという。 
また温かい牛乳も、脱水を回復させる効果が高いという報告がある
ため風呂あがりに適している。という。


ただし、ダメな飲み物もあります。それは、

①■冷たい飲みものですと温まった体の芯が冷えてしまいます。
②■緑茶などに含まれるカフェインは利尿作用があり、脱水を進めてしまう。
③■風呂上がりの一杯のアルコールは、とても美味しいですよね。
  でも、カフェインより強力な利尿作用がある上に、
  血管内の脱水を進めてしまうので、避けたほうがいい。




④■家庭の風呂で危ないのは、一人暮らし一番風呂です
一人暮らしと一番風呂は風呂場がまだ寒くヒートショックを起こしやすい状況です。
なので、お年寄りは誰かが入った後の2番風呂以下にしましょう。
一人暮らしなら、入る前に風呂のフタを5分位開けて置き、

誰かが先に入った状況を作りましょう。


⑤■お酒を飲んで、お風呂に入らない様にする。
お酒と入浴は、ともに血管を拡張させる働きがあります。
そのため、血液は大量に皮膚表面へ移動して脳の血流が減少し、
脳貧血が起こりやすくなり危険。
また、飲酒後の入浴は血行が良くなりすぎて脈拍数があがり、
心臓に負担がかかって、不整脈が起こりやすくなり、
心臓発作に結びつく事があるのです。
つまり、飲酒によって一時的に血圧が下がるので、
飲酒後はアルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
また、精神安定剤、睡眠薬等の服用後も入浴は避けましょう。

⑥■食事をしてから、すぐお風呂に入らないようにする。
食事直後は消化のために血液が消化器系に集まります。
しかし、それが入浴で体が温まると全身に血液が拡散してしまいます。
本来、消化の為に胃や腸に流れるはずだった血液が、
その分だけ減ってしまい消化・吸収の働きが低下してしまいます。
また、お湯の圧力が胃を押し上げるので、
食物が胃から腸へ移動しにくくなるという事態も起きます。
その為、消化不良を起こしたり、水圧で消化器系を圧迫し、
吐き気を催し気分を悪くしたり、吐いて喉を詰まらせたする事があります。
そして最悪、食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神する事があり、
そうなると、溺死という状態で朝発見され事態に・・・・
食事後30分以上経ってから入浴するか、食事前に入浴しましょう。

 

 

つまり、貴方や家族が風呂場で死なない為には、

入る前に麦茶か暖かい水か暖かい牛乳を一杯飲む。
着替えする場所をヒーターなどで温める。
一番風呂を避けるか、入る前に風呂のフタを5分位開けておく
41度の方は10分以内。42度の方は5分以内で一度出て体を洗ったりする。
お酒を飲んで、お風呂に入らない。
食事後30分以上経ってから入浴するか、食事前に入浴する。


をすれば大丈夫です。

END



参考:ALSOK https://www.alsok.co.jp/person/recommend/1257/
デイリー新潮  https://www.dailyshincho.jp/article/2020/12301056/?all=1
週刊現代 https://gendai.media/articles/-/80145