進撃の世界の歴史を考えています。

以前にも書いたけど、諌山先生は、歴史を敢えてあいまいに描いていると思います。

始祖ユミルが巨人の力を得たのが2000年前だったり、1820年前だったり

 

 

その中でも気になる巨人大戦の実情。

タイバー演説では「8つの家」が戦ったのが巨人対戦だと語られ、初見では、始祖以外の8つの巨人が争い、始祖がそれを憂えているように見えました。
なんか印象が違う…

 

進撃は、クルーガー曰く「いついかなる時代においても自由のために戦った」存在のはず。

進撃が、始祖の支配下で他国の侵略のコマとして働いて、その後、権力争いに参加しているのは違和感。
これ、諌山先生の意図したミスリードだったのでは?

 

実際には、進撃以外の「8つの家」の戦いだったのではないでしょうか?
145代フリッツ王は、平和主義者として描かれていますが、無垢巨人を操れるのが始祖である以上、侵略戦争に始祖持ち王家自体は積極的に参加していたはず。
145代が例外だっただけ。
とは言え、大陸に残されるエルディア人が迫害されるのは明白だったのに見捨てたし、壁内でもアッカーマンと東洋人の迫害を行っているので、なかなか特殊な「平和思想」ですが…

クルーガーが、エルディア復権派の歴史もマーレの歴史もどちらも正確な事実ではないと示唆したように、進撃世界の歴史はセリフでのみ語られたことは鵜呑みにしてはいけない気がします。

 

エルディア帝国は、巨人の力を使って世界を征服した支配者側ですが、一般のユミルの民は強制的に兵器として巨人化させられる存在です。

エルディア王家がどれほど栄えても、ユミルの民自体は、大して良い境遇ではないのでは?

どの時代にも、王家(始祖)の支配から逃れようと抵抗した人々がいるのではないでしょうか。

私はそういう人々の中で「進撃の巨人」が継承されてきたことをイメージしました。

 

巨人大戦の結果として、7つの巨人がマーレの支配下に下ったと説明されますが、進撃に関してはまったく触れられません。
始祖と共にパラディ島へ渡ったとも、行方不明になったとも説明されないのは、進撃の所在は長年不明で、ほとんど伝承の存在になっていたからなのではないでしょうか?

エルディア帝国の初期の頃に赤子継承で行方不明になり、その後、王政への反抗心のある人々の間で継承され続けたとかだったら、また別の進撃の物語が語れそうで面白くないですか?