『進撃の巨人』完結編(前編)は、複数の見どころがありますが、最も印象に残るのは、ハンジさんの退場ではないでしょうか?

原作よりも丁寧にハンジさんの足止めシーンが描かれたのが凄く良かったと思います。

そのハンジさんを送り出す、兵長の「心臓を捧げよ」

 

ハンジさんは、アルミンに「リヴァイをこき使ってやってくれ」と言いますが、あれは「独り残すことになるリヴァイをよろしく」ですよね。

そして、リヴァイとハンジさんの最後の会話のシーン

基本的に危機的状況では、一瞬で生き残るための判断ができるリヴァイが、ハンジさんの「このまま行かせてくれ」のセリフの後、原作コミックでは3コマ使って、眼の表情が描かれています。

 

絶望の暗い瞳

諦めを含んで目を閉じ

次に目を開いたときは、瞳から光が消えている…

「さっさと決めろ!時間がねぇ」のリヴァイが、即断できない。

 

そこからの「心臓を捧げよ」

 

原作ではこの時、リヴァイの表情は描かれないのですが、アニメでは、一旦、光を失ってから、力を宿した目線でのセリフでした。

アニメ化前、原作を読んだ時、私はリヴァイが自分が足止めに残ると言わないのが、ちょっと不思議でした。

いや、まぁストーリー展開上の都合だということは分かってますが…

 

以前にも書いたことがあるけど、この時のリヴァイは、立つのもやっとで、ハンジさんと比べて戦闘能力が高いか微妙。

捨て駒として自分が残ると言ってもおかしくない。

もしかしたら、オディハへ向かう船の中で、ハンジさんから必ずジークを倒してくれと頼まれていたのかも?

包帯の巻き方が変わっているので、ハンジさんが船でケアした場面があったと思うんですよね。

エルヴィンだけじゃなく、ハンジさんからも地ならしを止めるためにジークを倒してくれと頼まれていて、それを団長からの命令だと受け取っていたという設定なのか?

 

ハンジさんの最後の戦いを見守って、でも、本当に最後にハンジさんが燃え落ちていく姿は正視することが出来なかった兵長。

「じゃあな、ハンジ。見ててくれ」のシーンは、原作ではコマが小さく、直前のコマでオニャンコポンのアップや、ピークちゃんが映りこんでいるのですが、アニメでは、距離があってリヴァイ兵長が、本当に独り残されたんだなと感じさせる描き方でした。

また、このとき、原作ではリヴァイの眼は描かれないのですが、アニメでは苦しそうな眼の描写があった。

リヴァイにとって、地下街のゴロツキから引っ張り上げて生き方を示してくれたエルヴィンはもちろん、初めて対等な仲間として迎え入れてくれたハンジさんは特別な存在だったでしょう。

 

もう、マジで辛い!

 

この後の「ジークは俺が仕留める。力を貸してくれ」のシーンも、原作ではさらっと言っているのですが、アニメだと一瞬言いよどんだように見える。

飛行艇に乗っている他のメンバーは、ジークがどうとかよりも、エレンによる虐殺を止めたい。

でも、兵長の至上命題はジークを殺すこと。

(結果的に、地ならしは止まるはずという、ハンジさんの発言を信じてる)

口を開いて、一瞬の間があるのは、アニメーション制作とアフレコのタイミングが合わなかったからかもしれないけれど、この間があるのは良かった気がする。

 

 

こっから先は、104期の心情がメインになるので、一旦ここで感想は終了。

以下は、公式じゃないカップリングは読みたくない人にはNG

ここで、ブラウザバックをお願いします。

 

 

 

私は、アニメ化以前に原作を読んだ時、兵長のセリフで引っかかったことがあります。

それは

 

「相変わらず巨人とは片想いのままだな、クソメガネ」

 

なんか、兵長のワードチョイスとして「片想い」って違和感がありませんか?

ちゃんと説明できないけど、変な感じがするなあと思ってたら、こんな動画を見つけました。

日本語字幕があります。

 

 

私は本誌連載は読んでいないので「片思い」→「片想い」の漢字の変更があったことは知りませんでした。

そっか…

そうだとしたら、余計に辛いんですけど!

でも、あの残酷な世界で、それでも安らげる時間があったのなら、それは慰めになるのかもしれないと思いました。

兵長の表情が、原作よりも詳細に描かれたのは、文字を使えないアニメの独自表現だったのかも