父からの突然の電話の数日後
病院へ行き
担当医師から
母の余命宣告を受けました。
その時
母は、67才
S状結腸がんの末期で
後2,3カ月の命。
にもかかわらず
今にも
腸閉塞を起こしかねない状態なので
すぐに手術が必要な状況。
それから
当時は
本人には
がんであることを知らせない方が
まだ多かった時代であったため
医師からは
本人へのがん告知も含めて
「どうされますか?」
と聞かれました。

その時の私は
まさか
余命宣告を受けるとは思わずに
病院へ行っているものですから
なにもかもが
あまりにもショックな出来事!
でも
目の前のことは
実際に
すぐ決めないといけない事ばかりでした。
母が受けるであろうショックと
辛さを考えると
がんであることは
知らせたくない。
けれど
この意気消沈し
嘆き悲しんでいる様子の父が
母に病気のことを
隠し通せるとは思えない。
でもでも
それよりも
後2,3カ月の命やなんて
母に、とても言えないやん。
それはそれで
その間、
母に、どうやって接すればいいものか…
と考えを
巡らしている間に…
父が
ハッキリとした意志を
伝えはじめました。
「がんであることを伝えてください。
手術もして
これからも
生きる道を進んで欲しいから
がんと闘って欲しいから
がん告知することを選びます!」
私は、内心
一番、父が
言わないと思っていた言葉だったので
「えーーーーー!!!??」
でした!
父が、そういう結論を出すに至った理由は
後から知ることになりますが
その時は
結局、どれを選ぶのが正解とも
わからなかったので
父の選択を受け入れました。
この時から15年以上たった今では
あまりがんと闘うとは言わなくなったように思いますね。
医療の進化も時代背景も
その時々で違うから
振り返った時に
今だったらこういう選択をしなかったかもと
思うことも多いです。
