2カ月ほど前のことですが、
大学生に向けて1時間半ほど講義をしました。
広報活動に興味を示す大学生が相手です。
10数人ずつ、2回連続の入れ替え制でした。
大学側から求められたテーマは
「伝わる文章術」でしたが…
私はもっと大事なことを伝えたかったので
依頼された文章術以外の時間も多く取りました。
大学の担当職員さんに
写真撮影を頼んでいたのですが…
撮り忘れたそうです。
「おもしろすぎて、撮影を忘れて夢中になりました」
私の講座、
記者時代のエピソードを交えながら進めます。
動画はありますから、
いずれ、YouTubeにアップするかもしれません。
文章術に関しては
先輩が書いた本が分かりやすいので、
その本を薦める理由を語り、
私なりに記者時代に工夫した点を添えて終了です。
本当にあっさり。
なぜなら、わずか1時間ほどで
文章が急に上達することなどありませんから。
記者がそれなりに書けるようになるのは、
仕事で毎日書いて、デスクに添削されるからです。
私が推薦した文章術の本は、
北海道新聞記者時代の先輩で、
現在は大学教授の高田昌幸さんの著書。
「伝える技法」(旬報社)です。
その後、私が伝えたかったことに集中しました。
私が最も伝えたかったのは
ニュースを発掘する力や視点、
ニュースになる出来事を生み出す力です。
自らニュースを創り出す動きをして、
自ら広報として広められたら、
どんなにワクワクするかを話しました。
どうですか?
あなたがそんな立場だとしたら、
ワクワクしませんか?
例えば大学内のラジオ局を作るという発想。
どう思いますか?
などと例を挙げながら。
ラジオ局を作るには理由が必要です。
何をどう実行するのか計画書も必要です。
どう運営するのか。メンバーは。
どんな番組を放送するのか。
機材はどうするのか。
補助金を狙うのか。
スポンサーを募るのか。
山ほどある方法の中から、
決定権のある人たちを納得させる
筋道を示さなければなりません。
講義の締めで学生さんたちに言いました。
そうした夢を実現するために、
分かりやすい文章を書く必要があります。
分かりやすい文章とはどういうものなのか、
先ほどの本を読んでくださいね。
学生さんたち、納得してくれたようです。
すべての学びは単発ではなく、
交差点のように関係してくるのです。
元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志


