ちょっと失敗をしました。
小旅行から戻る最終列車で寝過ごし、終着駅に。
深夜、駅前のホテルに転がり込みました。
ハプニングというか自業自得ですね。
翌朝、ホテルの大浴場に入りながら、
マスコミが取材に来るようなPRを考えました。
例えば、ホテルの大浴場。
そこは温泉ではなかったのですが、
これがもし、温泉だったら…
ホテル側からマスコミにどうPRしたら良いのか、と。
あなたはどう考えますか。
広報担当者は会社から利用者に伝えたいことを考えます。
その視点からPRしようとすると、
「良質の温泉に浸かれるホテル ○○駅前に完成」
などというプレスリリースを作ってマスコミに流したくなります。
このプレスリリースでも取材が来るかもしれません。
しかし、記事になったとしても小さな扱いでしょう。
しかも、地方版への掲載です。
私がもし、ホテルの広報担当者だとしたら、
大浴場に温泉を引いていると書くだけでなく、
全国展開するグループ全体のホテルのうち、
何パーセントの何軒が温泉なのか、
温泉を掘削するための土地の選定方法なども書くでしょう。
プレスリリースを読む新聞やテレビの記者に
・物語の映像を流すイメージ
・社会の変化(現状)を見せるイメージ
・ホテル業界の内情も垣間見せるイメージ
そうすることで、
そのプレスリリースが単なるチラシのようなものではなく、
記者にとって重要な取材の出発点としての資料に切り替わるのです。
この感覚、分かっていただけるでしょうか。
このブログで何度も書いている話なのですが、
プレスリリースは記者が読む文書なのですから、
記者が面白いと感じるものに変換する必要があるのです。
記者がおもしろいと思うプレスリリースは
小さなネタの内容ではなく、
大きなネタの参考になるプレスリリースです。
トップ記事の参考になるプレスリリース。
企画記事(連載記事)のヒントになるプレスリリース。
記者は大きな記事を書きたいのですから。
このホテルに温泉がありますという記事は小さな扱い。
ホテル業界がサービス向上にどれだけ頑張っているとか、
ホテル業界を支える業者の知られざる力を掘り起こす記事は大きな扱い。
そう考えるとプレスリリースの書き方は大きく変わります。
元新聞記者、元テレビ局デスク
新しい社会に向けた新しい広報
メディアコンサルタント・荒川岳志
かつて、このような講座を行っていました。
動画をご覧ください。


