著書の78ページに
「造語や業界用語は使わずに」
と書きました。
プレスリリースで記者に伝えるには
とにかく分かりやすく、記者の立場で。
そういう意味なのですが…。
たまに「素敵な造語」にハッとします。
マスコミが好んで使いそうな造語です。
「それは矛盾していませんか」
そんな声が聞こえそうなので説明します。
著書79ページに書きました。
「造語そのものがニュースになる」
そういう場合は別です、と。
自分勝手な造語ではなくて、
造語が時代を言い当てている例です。
ある人のブログを読んでいたら、
これを短縮したら「美納」ですね。
略し過ぎですか?
その造語を読んだだけで、
きちんとスッキリ納まっている様子が浮かびます。
こうした場合の造語はOKだと、
私は思っています。
かつて私がある人に提案した造語が、
コミ力、です。これは失敗しました。
コミュニケーション能力のことですが、
これは文字に難がありました。
「力(ちから)」はカタカナの「カ」にそっくりで、
読む側が迷ってしまうから。
こうした失敗例はよくあります。
ですから、あなたも造語を生み出し場合は、
自分勝手ではなく、どう読まれるかも、
常に意識してくださいね。
もう1つ。
私が通っている体操の先生が使う
これも気に入っています。
情景が分かる。目的が分かる。参加者が想像できる。
これをもっと略していくとダメなんでしょうね。
造語、略語には限度があります。
「心美隊」や「身美力」では、
目的の半分しか伝えられていませんから。
略語や造語がマスコミ受けする理由は
「見出しの長さ」と関係します。
見出しは10文字から8文字の世界。
ベタ記事だと4文字、5文字の世界です。
ダルビッシュ投手が完封勝利した場合、
ダルが完封、防御率首位。などと略すのが新聞の世界。
何度も書きますが「自分勝手な造語」はダメですよ。
元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
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