先日の講座で受講者さんから質問されました。
「同じ内容のプレスリリースを出してはダメですか」
即答しました。「ダメです」。
この話、著書の152ページで書きました。
ダメな理由と救済方法を話しました。
ダメな理由は
マスコミに取材するかどうか判断が下されたから。
多くの人はマスコミの記者の行動や状況を
分かっていないため、
何度か出すうちに「見てもらえる」と思っています。
この考えは間違いです。
理由1 プレスリリース判断は通常、同じ記者が行う
理由2 別の記者が読んでも判断基準は変わらない
理由3 同じプレスリリースが来た場合、記者からマークされる
理由3を少し説明します。
記者は時間を取られたくないと思いながらも、
他社と同時に配布されたプレスリリースに目を通します。
他社に「抜かれたくない」から。
仕事だから読みます。
記者は毎日、何十枚もプレスリリースを読み、
取材するかどうか決める中、
捨てたプレスリリースも覚えています。
捨てた理由もおぼろげながら記憶しています。
そこに同じプレスリリースが来たら…
あなたが記者の立場ならどう思いますか。
時間に追われる身になって考えてください。
逆の意味でこの会社を記憶するでしょう。
・回数を重ねたら何とかなると思っている会社
・記者が取材判断した意味が分かっていない会社
・記者をある意味「だませる」と思っている会社
言い方がきついかもしれませんが、
同じプレスリリースを何度も出す会社は
記者の心の中の「ブラックリスト」入りです。
同じ内容のプレスリリースは出せません。
しかし、切り口を変えて出すことができます。
新しい事実を盛り込むのです。
その考え方、発想の転換が大切です。
これも著書の152ページに書きました。
どうするのか。
最初のプレスリリースの内容は
〇〇の店を開きます
だとします。
あるいは
〇〇という団体を結成しました
そのプレスリリースが採用されなかった。
今度は切り口を変えてください。
〇〇の開店から3カ月 人気商品は〇〇です
あるいは
〇〇団体の結成から1カ月 〇〇の需要に驚いています
これなら別のプレスリリースです。
先ほどの見出しの後半が新しい事実。
こうした時間経過で分かったことで書く。
この意識、新聞記者も同じですよ。
本日11日、
「共謀罪」の内容を盛り込んだ法案が施行されました。
1か月後の8月11日の新聞で必ず、
「共謀罪」法 施行から1カ月
の記事が出るはずです。
プレスリリースを出す考え方も同じです。
ブログの話に再び戻りますが、
読者8000人に近付く個人発信の先生
川上雄大さんがいつも言っています。
物事をどの角度から見るのかで
ブログ記事の書き方も変わります。
1つのテーマでいくつもの記事が書けます。
切り口の変え方次第なんですよね。
プレスリリースも同じです。
元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
著書です。
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