テレビニュースの「慎重に」「不審火」 | マスコミに取材される方法

マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

先日、テレビニュースを見ていたら

重大事件の続報が読み上げられました。

 

容疑者はすでに逮捕。

新しい事実はそれほどありません。

 

そこでアナウンサーがニュースの最後に

「警察は慎重に調べを進めています」

 

正確にはニュースデスクが原稿を渡すのですが。

この表現が出るたびに私は「バカにするな」となってしまう。

 

警察が慎重に捜査するのは当たり前

 

警察が調べるのは当たり前で、

慎重に捜査するのは当たり前。

どうして、大切な数秒をこの表現に使うのか。

 

記者もデスクも慣れ切っていて、

「こんな感じの原稿で」

などとアナに渡している様子が浮かぶので、

「警察は慎重に調べを進めています」

に腹立たしく感じてしまうのです。

 

他の新事実もあると思うのです。

そこを調べるのが記者の役目ですから。

 

日本語なら「火災原因に不審な点が…」

 

もう1つ、気になる表現が。

火事のニュースで時々

「不審火の疑いもあるとみて…」

不審な火災を不審火と言うのですから、

「疑い」は要りません。

日本語として使うなら、ですよ。

 

「放火の疑いもあるとして」

「火災原因に不審な点があるとして」

 

なら、まだ分かるのですが…。

テレビニュースを作る人間の

日本語があまりにも変になってきました。

 

不審火の疑いを解説


「不審火の疑い」と放送した局に一度、

電話したことがありました。

数年前の話です。

 

お客様センター。

「みなさまのN〇〇」の窓口です。

 

そうしたら、

記者OBらしき人が電話口に出て、

「不審火の疑いだから不審火の疑いなんだ」

と、誠に丁寧に説明してくれました。



元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

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