新聞記者だった当時の話です。
街中で、あるサークルの代表と会いました。
代表は私に向かって言いました。
「〇月に催しを開くので取材に来てくれませんか?」
ここまではよくある事です。
マスコミが取材するかどうかの判断は
・目新しさがあるか
・時代を象徴しているか
・社会性があるか
などです。
逆にいえば
マンネリ化は取材の優先度が下がります。
さて、先ほどの話の続きです。
私「そうですか。今年の催しの目玉は何ですか?」
代表「う~ん…。昨年とまったく同じ内容です」
私「何か特長があれば取材に行けるのですが…」
代表「え~!だって昨年は取材してくれたじゃないですか!」
紙面の広さは限られています。
地域ごとに記者の数も決まっています。
先ほどのサークルが催しを行う同日に、
別な催しAが行われることになったら…。
そのAという催しが
・目新しさがあり
・時代を象徴していて
・社会性がよりあったとしたら…。
記者は当然、Aの取材を選択します。
「昨年、載せてもらえたから今年も載る」
そういう考えは当てはまりません。
むしろ、マンネリ化を防ぐ努力が必要です。
「昨年以上に関心を引かせよう」
それはマスコミに対しても、来客に対しても同じですよね。
催しを開く準備段階で意識してください。
こう書くと
「あれ?高校合格発表の記事はどうなの?」など
毎年、必ず掲載される記事を思い浮かべましたか?
そういう記事は
・数字が大切な記録性の意味もある
・その年の世相も少し入れている
・多くの人間が関わっている
それがマスコミの言い分です。話が違う、と。
冒頭のサークル代表には後日、こう伝えました。
「取材には行けませんが、お知らせ記事を載せます」
告知して、来客が伸びてくれたら。そう願って。

