5/9(火)に「二条城」(京都市中京区)の城内を見た後、「牡丹の間の障壁画」を見る為に「展示収蔵館」に入って見つけたパンフレットがお城の「金箔瓦」展の案内でした。
前回のブログで記載しましたように、以前から見たかった企画展「金箔瓦」でしたので、開催場所の「京都市考古館資料館」へ向かいました。
「THE 金箔瓦」のパンフレット
「二条城前」からバスで「堀川今出川」まで乗車して西へ歩いて2分程の距離でした。この資料館には以前開催していた「光秀と京展」以来約2年ぶりの来館です。
「京都市考古館資料館」
無料ですし、色々な資料も置かれていて、今回は数ある京都市内の「遺跡見て歩きマップ」をいただけるとのことでしたので、「御土居」「千本・西陣室町殿跡」を選び、次回に活用しようと思います。
さて「金箔瓦」展ですが、各お城で発掘調査されて出てきた「金箔瓦」の展示、発掘されたお城、金箔瓦の種類について、製作工程の説明などが現物、資料、写真で展示されています。
「金箔瓦」の製作工程
私1人でしたので、資料館の職員の方が付いてくださって、色々と説明していただき初めての事も多くて勉強になりました。
現物展示されているお城は、「八幡山城」「京都新城」「安土城」「大坂城」「聚楽第」「伏見城」「二条城」です。その他、写真での紹介では「駿府城」「上田城」「広島城」がありました。
「八幡山城 秀次館」 (亀甲文飾瓦、八双金具文飾瓦)
「八幡山城 秀次館」 (巴文軒丸瓦と唐草文軒平瓦)
以上のお城以外にも、「金箔瓦」が出土しているお城のリストアップが掲出されていて全国で46城で使用されていたことには驚きました。特に、「秀吉期」に建てられたお城が多いようです。
全国で「金箔瓦」が出土したお城
建物を煌びやかに飾り立てたのは「織田信長」よって築城された「安土城」に端を発するようです。
その後「豊臣秀吉」によって全国統一を果たして天下人となったことから、武威を示す壮麗な居城を築いていき、豪華絢爛な桃山文化も全国に浸透していく中で全国各地のお城にも「金箔瓦」が施されるようになったようです。特に「秀吉」は、「大名」が建てるお城には「金箔瓦」の使用は認めていたようで、「信長」時代の「信長」一門しか認めていなかった「金箔瓦」が一気に広がりました。
そして「秀吉」死後も、各大名が競ってお城を築いた時期にも「金箔瓦」が採り入れられましたが、「豊臣家」が滅亡し「徳川幕府」が「天皇家」も押さえて1626年に「後水尾天皇」の行幸を「二条城」で迎える為に城内に建築された「行幸御殿」で使用されたのが最後で、それ以降は殆ど「金箔瓦」の使用は終焉を迎えたようです。
「二条城 行幸御殿」の「金箔瓦」各種
「二条城 行幸御殿」の「金箔瓦」各種
「安土城」の「金箔瓦」だけが写真撮影が禁止でしたので、写真によって他の「秀吉」のお城との差異が比較できませんが、絵と文章によって違いが判るようになっています。
「信長の安土城」と「秀吉等のお城」の「金箔瓦」の違いは、前者(安土城)の金箔の貼り方は、文様面の下地(凹部)に金箔を貼っていますが、後者(秀吉のお城)の貼り方は、文様の突出した部分に金箔を貼っています。私は、資料館の方に言われて気が付きましたので、凄くプラスになりました。
「信長の安土城」と「秀吉等のお城」の「金箔瓦」の違い
典型的な「秀吉のお城=伏見城」の軒丸瓦と軒平瓦(凸部分に金箔を貼り付けている)
また、「赤い瓦」がありましたが、それは膠(にかわ)として「赤い漆(うるし)」を使用していて、上に貼り付けた金箔が剥がれ落ちた状態らしく、「黒い漆(うるし)」を塗って接着剤替りにする場合もあるそうです。
「大坂城」の軒丸瓦(赤い瓦)
瓦の種類も色々あって、軒瓦(丸瓦、平瓦)、鬼瓦、飾瓦、滴水瓦、輪違瓦、熨斗瓦等々、非常に興味が湧きます。
下に、各お城から出土された「金箔瓦」を写真の中からピックアップして掲載しますのでご覧ください。
「京都新城」の発掘現場の写真(石垣が見える)
「京都新城」の金箔瓦
「大坂夏の陣図屏風」に描かれた「秀吉時代の大坂城」
「大坂城」の軒丸瓦
「大坂城」の飾瓦など
「大坂城」の左右は飾瓦、真中は軒丸瓦
洛中洛外図屏風に描かれた「伏見城」
「伏見城」の各種金箔瓦
「伏見城」の各種金箔瓦
「伏見城」の各種金箔瓦
「伏見城」の各種金箔瓦
「伏見城」の軒丸瓦と軒平瓦
「伏見城」の鬼瓦
「伏見城」の桐紋飾瓦
「聚楽第図屏風」に描かれた「聚楽第」
「聚楽第」城下の発掘現場の写真
「聚楽第」の鬼瓦
「聚楽第」城下からの金箔瓦
「聚楽第」城下からの軒丸瓦
「聚楽第」城下からの軒丸瓦
「聚楽第」城下からの軒丸瓦
「聚楽第」城下からの軒平瓦
「聚楽第」城下からの鯱瓦
「駿府城」の金箔瓦の写真
「広島城」の金箔瓦の写真
「広島城」の金箔瓦の写真
「上田城」の金箔瓦の写真
この企画展「金箔瓦」は、6月18日まで開催中ですので、興味のある方は是非足を運んでみてください。
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