癌を誘発するなどのカプサイシンの毒性情報は本当なの?

カプサイシンの「辛味」は「痛み」だった!?
カプサイシンは適量であれば美容と健康に作用する成分です。
しかし、過剰摂取をすると時として「毒」となることがあります。
そもそも、カプサイシンの「辛味」とは、甘味や苦味のような「味覚」ではないのです。カプサイシンの辛味成分は「痛み(痛覚)」に該当します。カプサイシンは辛味成分であると同時に、「刺激成分」でもあるため、カプサイシンが触れた部分すべてに刺激を与えてしまいます。特に唐辛子を触った手で目を触ると、目の粘膜を刺激し、しばらく痛みで目が開けられなくなることもありますので、注意しましょう。
それは目だけでなく、胃や喉などの体内でも同じことが起こっており、カプサイシンの過剰摂取によって炎症を起こす可能性があります。
このように、カプサイシンはとても刺激の強い成分であることから、発がん性や毒性を疑われます。
カプサイシンの毒性についてはまだまだ研究段階で、賛否両論あります。韓国のある研究ではカプサイシン自体ががんの発生物質なのではなく、あくまでがんを促進する機能を備えた物質である、と発表されていますが、今後の研究動向が注目されるところです。

一方ではトウガラシを大量に摂取するメキシコでの患者対照研究があります。
トウガラシの摂取量と発がん率を比べたもので、大量摂取者(ハラペーニョという低~中程度にカプサイシンを含むトウガラシに換算して1日9~25本を食べる人)は、低摂取者(ハラペーニョで0~3本、鷹の爪で10gほど)に比べ、胃ガンのリスクは1.71倍でした。
トウガラシやカプサイシンの摂取は、低濃度であるならば胃の粘膜を保護し、高濃度になると胃粘膜損傷を引き起こす可能性があります。
唐辛子などの香辛料の消化器に対する影響は?
少量であれば胃粘膜血流の増大などをもたらし、胃粘膜を保護し良い効果をもたらすようですが、逆に多量であれば胃粘膜損傷が引き起こされるようです。

カプサイシンとアドレナリン
カプサイシンは唐辛子に含まれる辛味成分であり、痛み・刺激成分でもあります。
私たち人間は、刺激や痛みを感じるとそれを「ストレス」として脳に受け取られます。
そしてストレスの回避手段として副腎皮質から「アドレナリン」が分泌されます。アドレナリンはストレスと闘う作用があるのですが、あまり多く分泌されてしまうと脳の一部が損傷を受け、パニック障害や鬱(うつ)、睡眠障害や精神疾患の原因となります。
これらの症状は「火病」と呼ばれています。
火病はカプサイシンを含む唐辛子を日常的に、かつ大量に摂取する人がかかりやすい精神疾患の一つとして数えられています。
日本では唐辛子の消費量は少ないため、唐辛子(カプサイシン)が原因となる火病はほとんどないと言えます。
やはり、どんな食材でも「適量」が大切なのですね。

うちの夕食は動物性なしのヴィーガン食です。最近添加物まみれの食から離れているため薄味で結構七味唐辛子を使うことが多くなりました(-_-;)
気を付けねば(汗)