そもそもお葬式って何なんだろうか? | 伊丹のおくりびと

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伊丹市の幸せ創造企業 速水葬祭二代目創業者 速水英城です。
色んな所で様々な人々に支えられご縁を頂き毎日を過ごしています。
感謝を込めて綴ります。




おはようございます、速水です。

まだ外は真っ暗です。

早起きをするとお腹が空きますね。

今テレビの朝の情報番組で

つけまつげが流行していると取り上げ

つけまつげメイクのビフォーアフターがやっている。

何人かのモデルさんがスッピンを晒しているけど

どう見てもつけまつげを付けていない方が

どのモデルさんも可愛いと思いますね。





さて、

題名に書きましたが

「お葬式って何?」という話しなんですが

昨日、とある宗派の事について

ネットで調べ事をしていると

お寺さんのサイトにメッセージを見つけました。

当たり前の内容なんですが

普通に暮らしている人々は

全く気にもしていない事だと思ったので

お話をさせて頂きます。





端的に申しますと





「お葬式は挨拶です」

(ちなみに結婚式も挨拶です)




「最近の若い者は挨拶の出来ない輩が増えて...。」

と、お嘆きの大人の皆さんの中にも

人生で一番大きな挨拶が出来ない人が増えている





もう少し解りやすく申しますと。





仏教的な解釈で

この世は此岸、あの世は彼岸。と言ったり

またこの世は穢土であの世は浄土と言ったりします。





仏教的な概念を外して考えても

私たちはこの世に数億分の一以上の

天文学的な確率で生を授かり

その長さいかんに依らず

それぞれの人生を全うして

あの世に帰って行くと言われています。




死ぬ事を「往生」と言う事は

「あの世に往(い)って生まれる」

と言う事なんです。

生きていた時の事を「生前」と言う言葉も

「生きる前」と書いています

あの世に生まれ生きる前と言う事です。





この世の暮らしを旅行と例えて

必ず帰る先である家を浄土であると

表現されるお寺さんも多くいます。





例えて言いますと

ある旅先でたまたまご縁を戴いた

地元の方のご方々やお宿、

旅行プランなどでご縁を戴いた宿から

宿泊空けの帰路につく時、

「さようなら、ありがとうございました」と言う。

お世話になった方々とお分かれする時には

挨拶をするのが当たり前なんですが




お葬儀と言うのもこれと一緒で

この世を去る時、ご縁を戴いた皆さんに

お別れの挨拶とお礼の儀式なんですね。





色々な宗教によって

帰る先や乗る船は違えど

凡そ言っている事は同じなんですね。




葬儀と言う式は宗教によって様々な形式が取られますが

本来別の儀式である告別式がその「挨拶」に相当します。




ご飯屋さんから出る時に「ご馳走様でした」

知人宅から帰る時に「お邪魔しました」

学校から帰る時は「先生さようなら!皆さんさようなら」

その場面から退く時に「失礼します」

僕たち関西人はその後ろに「ありがとうございました」

とお礼の言葉まで添えていますよね。




この世からあの世に帰る時に

挨拶もしないで帰って行くなんて

どんなけ不躾な輩なんだと思います。




少し前まで、多くの日本人がそうだった

土を触って暮らしていたり

地域で暮らしていた頃の

葬儀は解りやすかった。




告別式を構成するのは親族と村の皆さん、

狭いコミュニティーの中で

暮らしていた故人が挨拶すべき対象が

目に見える範囲だったので解りやすい。



しかし、

高度経済成長などともてはやされていた残念な時代



あげくの果てに、いざなぎ景気だのバブル景気だの

物とお金しか信じれなくなった日本人が増え

地域力が衰え商売至上主義の中で生まれて来た

悪徳葬儀業界が葬儀のあり方を牽引して来た。

ユーザーは業界のカモ。

言われるが侭に搾取される。



そうなると葬儀業界が作った無駄だらけな

お葬式から昔帰りをする流れが起こります。



しかし、

家族や地域から人間同士の繋がりが無くなっている今

昔のようには戻れません。



家族同士の人間関係は有ると思っているあなた、

両親、あるいは配偶者の交遊関係をどこまで知っていますか?

その人が亡くなった時、誰を呼べば良いか解りますか?



葬儀に参列してくれている会葬者の中に

喪主も遺族も誰も知らない人がお参りに来て

オロオロしてしまい、その人が帰ってから

「さっきの人は誰?」と話している家族をよく見かけます。



世の中の構造のせいにしては駄目です。

何でも「人のせいにする」のは駄目ですよね。



そんな事を言っても僕には何も変えられないけれど



どうか「挨拶が出来ない大人」にはならないで下さい。



お金をかけなくてもちゃんと挨拶は出来るはずです。