お葬儀の仕事をしていると
色々な場面に遭遇します。
今日は戒名の話しをします。
時々、お客様から
「父は戒名は要らないと言っていた」
「故人は既に自分で戒名を作っていた」
などという声をお聞きする事があります。
「お経は読んで欲しいけど戒名は要らない」
話しを聞くと
故人は特に仏教を信仰していた訳ではなく
先祖が仏教だからと言うだけだと....。
その先もお坊さんとお付き合いする気もないし...。
しかし実際は
戒名とは仏弟子になった証として
師匠に当たる僧侶から授けて頂くものです。
お坊さんの意見としても
私たちはぶつ弟子になられた方に
お釈迦様の教えを伝えるのが法務。
あたり前ですが
キリストやイスラムの方には
仏教教義を押し付けないし
伝える事も無いでしょう。
それは無神論者に対しても同じです。
戒名は
その方の生き方、人生を顧みて
お教の中からその方に相応しい
お名前を考えて授けて頂くのです。
在家の私たちが自分で考えて勝手に付ける物でもありませんね。
更に言うと。
本来は亡くなってから戴くのではなく
生前に得度を受けたりお剃刀をうけたりして
生きている内から仏教徒として戴くのが本当。
キリスト教の方は産まれた時や入信した時に
洗礼名を戴く方が沢山おられますが
これと同じなんですね。
ちなみに
浄土真宗では戒名の事を「法名」と言い
日蓮宗では「法号」と言います。
しかし、
日本人の宗教離れを如実に表している
そんな出来事ですね。