食べ歩きばかり書いていずに
まじめな話もさせていただきます。
お葬儀ほど全国共通の常識が少ない業界も珍しいと思う
関東、関西、また各都道府県、あるいは市レベルで。
時には市内でも村が変われば当たり前が通用しない。
. たいやまいり なのかまいり
お葬儀の後、逮夜参りとか七日参り呼ばれている
ちゅういん
中陰と言う期間が有る。
しじゅうくにち きちゅう
いわゆる49日の間の忌中。
と言うやつです。
しょなのかほうよう
初七日法要から始まって
ふたなのか みなのか よなのか
毎週二七日~三七日~四七日~と7週目まで続く。
いやまいり
関西では逮夜参りなので本来の日より一日早い。
関東では当日参りなので関西で言う各七日の次の日になります。
ちゅういんきかん
その中陰期間が49日も有るので2ヶ月で収まる時と3ヶ月にまたがる時が有る、
問題は3ヶ月にまたがる時の話だが、
みつき
年配の方々は口を揃えて「三月またがりはあかん、35日で切り上げなあかん」
と仰られます。
随分前、この仕事に就いて間もない頃に不思議に思い調べてみました。
そのむかし大阪の商売人さんの間で広まった慣例だそうな。
大阪の商人はよく縁起をかつぎます。
そんな彼らは事の頭、事の始まりも勿論大切にします。
午前中に集金に行ったら怒られると言うのもその一つです。
さんがつまつ
例えば3月末にそんな彼らの家族に不幸があったとします。
つや そうぎ ちゅういんきかん も
通夜、葬儀の時は勿論、中陰期間も喪に伏す意味でお店を閉めていました。
ちゅういんきかん ごがつ
葬儀が3月末だから当然中陰期間は5月の頭までかかって来ます。
ごがつ ちゅういん
すると「5月は初頭が中陰にかかっていて、ゲンの悪い月やから」と
5月一杯お店を閉めて、6月から商売を始めていたのです
そうすると、ひと月でも永く商売をする為には
しがつ ちゅういんきかん まんちゅういん
4月の間に中陰期間を済ます(満中陰)必要がでてきます。
そこで考えました。
しじゅうくにち みつき
49日が 3月に、、、
しじゅうくにちが みつきに、、、
しじゅう く が みにつく
しじゅう く み
始終 苦 が 身 に 付く
始終苦が身に付く!!!
そりゃ、あかん、!!
3月またがりやったら始終苦が身に付くなんて!
いつなのか
さんじゅうご ごなのか
ということで無理矢理2ヶ月間で済ませる為に35日目の五七日で
切り上げる方法を広めたのでした。
しかし、月末きわきわに亡くなると35日でもダメですよね。
あれは生き残った人間の横着法要の代表です。
言葉を選ばずに言うと
「さっさと片付けてしまう為の風習です」
中には35日に省略する事を許さないご住職も居ます。
亡くなるタイミングによって成仏するのが早まったりしません、と。
我が社ではご遺族様に上記説明をさせていただきます。
しかし、その法要に集まって下さる親族様の気持ちも大切です。
お越しになられるご親族(特にご年配の)様の中で
みつきまたがりの法要に参る事をいやがる方も居ます。
その両方を加味してご相談いただき、
極力ご家族様の生活の負担にならない方法をお決め下さい。
とお話をさせていただいています。
お葬式にまつわる色々って
結構こういう感じの事が沢山有ります。
また機会を見てご紹介させていただきますね。
最後までおつきあい下さりありがとうございました。