村田沙耶香おすすめ小説『生命式』常識がずれた世界観の魅力 | 洛外京都人の密かな愉しみ【アラフィフ夫婦、今後の生き方模索中】

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夫婦2人暮らし。自然と旅行と読書が好き。断捨離・プラス思考は苦手だけど、ほどほどに幸せに暮らしている日々の記録。悩み相談コラムを読むのが密かな趣味。サイドFIREして世界一周旅行するのが夢。京都在住

本日の読書感想文


 

 

 

 

村田さんの作品は『コンビニ人間』以来かなあ?

 

 



『生命式』
早く続きが読みたくて、いつもは苦痛な通勤時間が楽しみになったぐらい、面白かった!




  お葬式の代わりの「生命式」


表題作「生命式」の世界では、お葬式の代わりに「生命式」というものが行われる。

死者の肉を食べて、その場にいる誰かと生殖活動に励む。
それが弔いの形として、当たり前に受け入れられている社会。


「人肉はみぞれ鍋が一番だよね!」とか

「山本くん(死者)のカシューナッツ炒め」とか。

ふざけたことを、大真面目に、丁寧に書いてある。

その温度差がおかしくて、読みながら何度も笑ってしまった。

まるで漫才を見ているような、

ボケとツッコミのテンポで物語が進んでいくような、独特のリズムがある。


私だったら、夫をどんなレシピで料理しようかな、とか真剣に考えてしまう。



 だんだん「あり得るかも」と思えてくる



不思議なのは、最初は笑って読んでいたはずなのに、途中からその世界が現実に地続きに思えてくることだ。

人肉を食べることも、生命式という制度も、常識として当たり前に描かれている。

読者はその「当たり前」の中に少しずつ引き込まれていく。

こういう世界、あるいは未来が、本当にどこかにあるのかもしれない、と思えてくる。

そう思わせてくる村田沙耶香さんの筆力は、すごい



 笑いと恐怖が、同じところから生まれている



『生命式』が面白いのは、ホラーとして怖がらせるのではなく、笑いの延長線上に恐怖がある構造だと思う。

常識がずれた世界を、大真面目に、淡々と描くことで、読者は笑いながらじわじわと不安になっていく。

このバランス感覚は、他に類をみないと思う。


いやー、おもしろかった、村田ワールド。


読んだことがない方には、ぜひ一度手に取ってみてほしいです!!

 

他にも面白い短編があったのだけど、長くなったのでまた〜
そして、この本を知ったきっかけ、

「東京の人は冷たい?」件についてもまた~


 

 

 

 
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高校時代、塾に行かず進研ゼミ一筋でしたお祝い

 

 

 

 


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