自分に寄ってきてくれる子どもって、可愛いなぁって思うよね。
自分のことを好きなんだろうなぁって思っちゃう。
自分を見上げるようにして話す子どもの、なんと可愛いことよ。
わが子でも、どうしてもそういう子の方が可愛かったりする。
小学校でもそういうことは、当然起きるんだよね。
先生に積極的に話しかけてくる子と、さっぱり寄ってこない子っているの。
でね、特に若い頃ってね、積極的に寄ってきてくれる子が可愛くってたまらないの。
早く一人前の先生になりたいって思っているからね。
まだまだ自分は至らないってわかっているからね。
そんな自分を慕ってくれる子どもが支えになったりするんだよね。
先生じゃなくて、親だとしても同じことが言えるんじゃないかな。
ところでぼくはどうしていたかって言うとね、
ぼくは欲張りだからね、
クラスの全員から慕われたいって思っていたの。
無理だなんてさっぱり思わなかったの。
だから寄ってこない子には、ぼくの方からアタックしていたの。
今考えると、これが良かったんだなぁって思うのね。
子どもたちとうまくいかなくなる先生ってね、
寄ってくる子どもばかりを可愛がってるの。
自分を良く思ってくれる子が可愛いのはわかるけどね。
プロの教師としては、それはダメ。
自分のクラスの子たちは全員、
自分が預かった大切な子どもだからね。
同じくらい愛情をかけてあげないと気が済まないってくらいで丁度いい。
きれいごとのように聞こえるかも知れないけど、
いろいろといい加減なぼくだけどね、
子ども一人一人を大切にするってことに関してだけは、真面目。
そこへのこだわりと厳しさがあるんだよね。
自分に寄ってくる子どもと話して喜んでいるってね、
逃げなんだよね。
自分から子どもへ歩み寄るのはエネルギーを使うからね。
自分に振り向いてもらう努力って、大変だからね。
だから、そういう面倒くさいことから逃げちゃう。
それをやっているとかえって大変になるんだけどね…。
そこんところをわかってないと、先生でも親でも大変な目に合うことになるんだよねぇ…。
でね、自分が可愛いって思う子の方を可愛がるってね、
これは超エコヒイキなんだよね。
エコヒイキは恨みを買うんだよね。
怖い怖い…。
でね、ぼくはどうしていたかって言うとね、
どんどんエコヒイキしまくっていたの。あはは~。
なんだよぉ~。エコヒイキはダメだって言ったばかりだろう~ってね。
ぼくの場合はね、
子ども全員、一人一人をエコヒイキしていたの。
どの子も、先生からとっても大事にしてもらっている、特別扱いのヒイキしてもらっているって感じさせるヒイキなの。
一人一人をしっかりヒイキしてあげてたの。
だからね、問題のある子が席を立って歩くのを、少々許してあげたりしても、他の子どもたちから文句が出ないの。
だってね、一人一人を特別扱いしてあげてたから。
そのコツはね、「特別にね」って言葉を使ってあげるの。
「先生すみません、宿題を忘れてきてしまいました。」
「あらま、あなたは素晴らしい人だから、特別に許しましょう。」
「先生、ぼくも宿題を忘れてきましたぁ~~!」
「あなたは、毎日忘れてくるけど、大切な人だから特別に許しましょう。笑」
みんな「あはははは~。」
って笑いながらも、忘れたり失敗したりする人を軽蔑することなく、好意的に見れるようになるの。
先生はどんなことがあっても、特別に許してくれたり、認めてくれる。
だから子どもたちも、お互いに特別で大切な人って思うようになるの。
そう。
一人一人が特別なの。
一人一人が特別な存在なのよ。
だから、一人一人をヒイキしてあげるの。
子どもの自己肯定感は上がるし、自信もついてくるの。
自分に寄ってくる子ばかりを相手にしてないで、
寄ってこない子にはこっちから寄って行って、ニコッと微笑みながら
「あなたもぼくの大切な子だよぉ~!」
って頭をなでててあげながら語ってあげるといいね。
近くにある山寺、立石寺。切り立つ崖に建つ建物がたくさんあるの。
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