教え子が病気になっちゃうと、

 

とっても心配になっちゃう。

 


ぼくはね、口ではね、

 

「みんなはにこにこしていて明るいから、病気になってもすぐに治るよ。」

 

「心配しくていいよ、安心してね。」

 

 なんて言ってるんだけどね。


いざ、子どもが病気とかになると、内心とっても心配しちゃう。


 

 でね、


時には、教え子が手術するなんてことも起きるんだよね。

 

あるお母さんからね、春にね、

 

「うちの子は、ちょっと心臓に異常があって…。いつかは手術しなきゃとお医者さんに言われていて…。」

 

なんて教えられたことがあったの。

 

その手術は、大掛かりな手術になるから、他県の病院に入院して行われるそうなの。

 

そのうちっていつだろうなぁって思いながら数か月が経ったの。

 

 

お母さんから連絡があった。

 


「実は、土曜日から入院していて明日が手術なんです…。」

 

「えええ〜〜〜!」



びっくりしてひっくり返りそうになった。



先生に言うと心配するだろうから、ぎりぎりまで言わないでいたんだって。

 


そ、そ、そうです。すごく心配しちゃいます。

 

でも…ぎりぎり過ぎる…汗

 


時間ががない。

 


クラスの子どもたちに打ち明けると、みんなもとってもびっくり!

 


しばらく会えなくなる寂しさもあるけれども、手術だからね…心配や不安の方が大きいよね…。

 


しかも危険もある手術みたいで…。

 

 

子どもたちが話し合って、授業時間と休み時間を使って、励ましと応援のメッセージを、色紙や手紙に書いてくれた。

 


そしてカセットテープ(懐かしい…)にも録音してくれたの。

 


 

ぼくはそれを持って、他県の病院まで見舞いに行ったの。

 

手術を明日に控えていたお母さんと子どもが、

 

ぼくの姿を見て、涙を流して喜んでくれた。

 


ぼくは、その姿を見たら逆に涙が引っ込んで、

 

明るく振舞って笑顔を見せることができたの。

 

 

子どももお母さんも、メッセージを見たり聞いたりして、とっても喜んでくれた。

 

とっても元気が出た~って、笑顔になっていた。

 

 

お母さんは、明るい表情で、

 

「こんなにたくさんの温かい応援をもらえて、明日の手術は絶対に大丈夫だって思いました。ありがとうございました。みなさんによろしくお伝えください。」

 

と、言ってくれた。

 


 

次の日の手術開始の時間に、子どもたちと一緒に無事を祈ったの。

 


そして大きな声で、

 

「絶対に大丈夫だからね〜!」

 

「手術がうまくいきますように~!」

 

などと口々に叫んで応援したり祈ったりしたの。

 


 

みんなの思いも届き、叶い、手術は無事に終わったそう。

 


「みんなの応援がこの子の大きな力になってくれました。」

 

ってお母さんが語ってくれた。

 

 


ぼくは、入院中に何回か見舞いに行って、その都度子どもたちが書いたお手紙を渡してきたの。

 

子どももお母さんも、寂しい思いをしているだろうから、元氣を出してもらいたかったの。

 


 

経過も順調で、無事に退院してきた子どもとの再会は、劇的に感動的だった。

 


泣いてる子どももいる。

 

でも…

 

「先生が一番泣いてたねぇ。」

 

なんて子どもたちに言われちゃった。

 

 

だってさ、まだ子どもなのに恐怖と戦っていたんだぜ…。

 

どれほどの思いをしたか…って思っちゃうんだよね。

 

 

 

学校にいると、毎日様々な経験をする。

 

その経験を通して、子どもと共にたくさんのことを味わい学ぶ。

 

 

その時は大変だったんだと思うんだけどね、

 

全てが自分の経験値になっているって思うの。

 

それが今の自分つくっているんだなって実感してる。

 

 


 

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