(家の前の公園で男女仲良く遊ぶ子どもたち)
愚痴を言ってはいけないって思うよね。
ぼくもそうだったの。
ずっと愚痴とか弱音なんかは言うもんじゃないって思っていたの。
そんなものを言っても、物事は改善しないって思っていたのよね。
それからね、
明るく楽しい職員室をつくっていけば、みんな明るく楽しく子どもの前に立てるって思っていたの。
でもね、いくら職員室の中の雰囲気は明るくて何でも言える雰囲気であっても、鬱で休んでしまう先生が出てしまったことがあったの。
正確に言うと、その先生が笑ってみせている表情に違和感を感じてね、しばらく寄り添っていたんだけど、少し休んだ方がいいって思ったの。
で、管理職に話して理解してもらったの。
素晴らしい管理職だったからすぐに動いてくれて、その先生は安心して休むことができたの。
まだひどくなる前だったから、3ヶ月休んで復帰できたのよね。
でね、ぼくは大いに反省したの。
優しくなかったんだよね。自分にも人にも。
明るく元気でいるために、
子どもたちの前に元気な姿で立つために、
自分の心をコントロールするってことにこだわり過ぎていたの。
だから、愚痴や弱音なんかは敵だってくらいに思っていたのよ…。
鬱になって学校を休んでしまう先生達に共通することを見てみるとね、
つらいってことを言えなかったんだよね。
こういう嫌なことがあった、悲しいことがあったって言えなかったんだよね。
もし、放課後の職員室で、弱音や愚痴を言えていたら…。
もちろん、悪口や不平不満は嫌だよね。
それは全然いらない。
愚痴をね、ちょっと明るめに言えるようになるって大事だね。
「ちょっとぉ~、聞いてくれる~?」
ってね。
「今日ね、大きな声で怒ってしまったのよぉ~。考えてみるとね、大したことでもなにのにさぁ…。ああダメだなぁ私って思ってね…、ちょっと自己嫌悪なの…。」
なんて言えたら素晴らしいよね。
でも、こういうことを言えるのって自己開示ができている人だよなぁ…。
それができないから鬱になっちゃうんだよね。
そういうことがわかっているから、ちょっとでも違和感を感じた時には自分から話しかけていって、弱音や愚痴を聴いてあげようとしてたんだよね。
つらい思いをしている人に早く気づいても、支えていくって容易じゃない。
やっぱりさ、愚痴や弱音は言ってもいいんだっていうことが常識になるといいだよね。
慰め合うのも必要だよね。
慰め合うのもいいじゃない。
これからの世の中はね、どうしてもちょっと大変なことが多くなっていく。
で、そこを通り抜けてから素敵な世の中になるからね。
ちょっとつらい思いをすることもある。
つらい時にはお互い様。
愚痴や弱音を認めて、優しくしてあげようではありませんか。
自分にも人にも。
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