あるお母さんから相談がありました。
高校3年生の娘さんがバンドをやっていて、今日高校最後の発表
会をやったのだそうです。
で、ギターを弾いていた娘さんが失敗してしまって泣いて帰ってき
て部屋に閉じこもったまま出てこないと・・・。
「一生懸命にやったんだからいいじゃない。」
とか、
「誰だって失敗するときはあるのよ。」
などと、いろいろ言っても、
「自分のせいでバンドの仲間に迷惑をかけてしまったぁ!」
「もう、音楽なんかやめたい!」
と叫んで泣いていると。
どうしたらいいでしょう・・・と、メールに続いて電話がありました。
そういう時は、そっとしておいてあげるの一つなのですが、
もう一つ素敵な方法があります。
それをお母さんに教えました。
「まだまだ多感な年頃の娘さんがね、深く傷ついてしまっている時
に慰めなんか入っていかないんですよ。
逆に、うるさい!なんて言われかねない。
そういう時にはね、がんばったのにうまくいかなかったことから全く
観点を変えてね、こういう言うといいですよ。」
「お母さんはね、あなたが成功しても失敗してもね、本当にあなた
が大好きだなぁって。」
その一言だけ。
後は部屋の前から去ってリビングでテレビを見ながら待っている
といいですよ。」
って話したんです。
「わかりました。ありがとうございます。やってみます。」
お母さんは、精一杯たっぷりと愛情をのせて、娘さんに語ったこと
でしょう。
私は、大丈夫だと思いながらも、やっぱり気になってお母さんから
の連絡を待っていました。
1時間半ほど経ってから、お母さんからメールがはいりました。
「娘がリビングに降りてきて、ご飯を食べていると。
ぽつりぽつりと話してくれて、お母さんありがとうって言ってもらっ
た・・・感涙。
本当にありがとうございました。」
ということでした。
私も、とってもうれしくなりました。
お母さんは、ますます娘さんへの愛情が深まったことでしょう。
そして、娘さんはますますお母さんが大好きになったことでしょう。
ああ、本当によかった!
これで安心して眠れます。
おやすみなさい。